レルヒ祭に行きました。

今日は上越市で開催されたレルヒ祭へ行きました。

レルヒ祭というのはレルヒ少佐という人が昔いたらしくて、その少佐が日本で初めてスキーを広めたのがここ上越ということらしい。

らしいというのはスポーツに全く興味がない私はここ上越に来るまではレルヒ少佐という人のことを全く知らなかったわけで、「ふ~ん」と思っていたんですが、こちらでは小学生だって知っている。
何を隠そう明治時代に高田に軍の基地ができたときにオーストリアからやって来て、ここ高田でスキーの指導をした。
つまり、ここ高田は日本のスキー発祥の地ということで、今盛んになっている日本のウインタースポーツは1910年代にここ高田から始まったというのがまぎれもない事実なのでありまして、それを記念して厳寒のこの時期にレルヒ祭が開かれているということであります。

そしてその日本のスキー発祥の地というのが、我が家から毎日見ている金谷山という山で、家から車に乗ればものの5分とかからないところにあるのですから、コロナで開催できずに3年ぶり開催となる本日、出かけてみたのであります。


はい、この方がレルヒ少佐であります。


そして、イメージ化したこちらがレルヒさん。

レルヒ少佐にレルヒさんと呼んだら怒られましたので、使い分けなければならないようです。

さて、こちらが金谷さんスキー場のレルヒ祭会場。
今日はとても良いお天気で良かったですね。


こちらが金谷山から見た高田の町並み。
イヤぁ、本当に良い景色ですよ。

うちから5分なんで我が家も見えます。
ほら、あそこ。
ってもわかりませんよね。


会場までは高田の町中の各所からシャトルバスが出ていて、これもありがたく利用させていただきました。


こちらは開会式です。

中川市長と高鳥先生がご挨拶されてました。
晴天の開催よかったですねということで記念撮影。

中川市長は新進気鋭の若手市長。
何かいろいろ反対勢力があるみたいですけど、私は地方創生を阻む地域の現状ということで一部始終を記録観察させていただいておりますが、頑張っていただきたいということで応援しております。
高鳥先生は同い年で、結構「鉄」な部分もあって、よくレールパークにも来ていただいている仲良しです。
汽車が煙を吐いていた時代の北陸本線をご存じの貴重な同年代です。

お2人とも政治家ですが、私は3セクの社長として基本的には政治色はまとわないスタンスでおりますが、地域を何とかしたいという方向性が同じであることと、中川市長さんも意外と鉄分が多い方なので、懇意にしていただいております。

ということですので皆様誤解のないようにお願いいたします。

さて、ちょっと遠目ですがこれがレルヒ少佐が伝えたとされる一本竿スキー。
明治大正の頃はこうやって滑っていたというデモンストレーションを見せていただきました。


会場にはこういう方々もいらしていて、皆さん自分なりの方法で地域を盛り上げようと一生懸命になられていらっしゃるわけで、そういう姿を見ると私は自分が恥ずかしい。

なぜなら私は若いころから地域の活動など気にも留めませんでしたし、今でも私のふるさと板橋区で同級生たちがいろいろな地域活動をやっている姿を見て頭が下がるからです。

だから、鉄道を通じて何とかこの国や地域に貢献するために張りきらなければならないと、お爺さんになった今となってつくづく考えるのであります。

さて、会場では皆さんいろいろと頑張っていらしていて、中には地元の高校生の出店もありました。
トキ鉄も地域の一員として来年は参加しないとダメですね。

レルヒ祭のあとは会場で見かけたポスターに惹かれて、こちらも我が家から5分のところにある歴史博物館に出かけました。
上越地域の大雪の生活の歴史などがあって、なかなか面白かったです。
(博物館の展示品は撮影禁止のようなので写真はありません。)

ということで、穏やかな天気の下、地域を巡回していろいろな発見があった1日でございました。

まだまだ、上越初心者でありますので、勉強が必要なのであります。