よそ者の目で見るということ

私が機会あるごとに申し上げていること、それは「よそ者の目で見るということ」。
そこで生まれ育った人には気付かないものが、よそ者にはわかるということです。
昨日に続いて本日も九州の島原鉄道の話。
このブログを読まれている方は、ほとんどの人が島原鉄道にご縁はない方だと思いますので、よそ者の目で見ることができる方たちだと思います。
そこで、よそ者の目で、島原鉄道の写真を見てください。





どうです?
昭和の写真じゃないですよ。
2008年2月に撮影した島原鉄道です。
車両も風景もこんなに素晴らしいものが残っていたのに、地元の人たちは、乗らないからいらないという理由だけで、この写真を撮影したひと月後には、線路を廃止してしまったのです。
価値に気付かぬまま、持っている宝物を捨てるとはこういうことです。
私はよそ者ですから、いすみ鉄道の磨けば光る宝の部分がよく見えているつもりです。
だから、身体を張って、廃止にならないように努力と工夫を重ねているのです。
鉄道とそれを取り巻く風景は、そこに生まれ育った人でなくても、日本人なら「原風景」と言えると思います。
どうぞ皆様、どのようにしたらいすみ鉄道が存続できるか、ご協力をお願いいたします。
感謝ハムニダ!