2日続きのビョーインを終わって、今日は夕方からお出かけ。
久しぶりに家から最寄りの国鉄の駅から乗車しました。
ピッとやってスイカで乗車。
千葉で降りた時の改札口の表示が242円
「242円いただきました。」
となったので、
「2円ってなんだ?」
そう思って切符売り場の運賃表を見ると、物井-千葉間は240円です。
ふ~ん。スイカだと2円高いんだ。
駅構内の立ち食いソバやさんも、なんだか高くなった感じ。
お取り寄せの駅弁コーナーもあって、ちょっと見るとやっぱりここも値段が上がってる。
国技館の焼き鳥もこの間まで700円だったのが、750円になってる。
まあ、値決めというのはある程度決まりがあって、コストの積み上げよりも結局「いくらなら買うか」ということが大事になってくるのですけど、お客様が買おうかどうしようかの意思決定をするときには、金額の壁というのがあるのです。
つまり、国技館の焼き鳥は今まで700円でした。
それが750円になるというのは購買意欲にはあまり左右されない。
なぜなら人は物を買うときにだいたいの予算感といいますか、使ってよい金額というのが頭にありますからね。
その金額というのが800円。
だから、700円のものが750円になっても、800円予算の人は買うんです。
850円の商品でも800円予算の人なら手が伸びる。
でも、850円だった商品が900円になったとたんに手が止まるんです。
なぜなら、900円のものを買おうとする人の頭の中は1000円予算になっていますから、800円予算の人は躊躇します。
逆に1000円予算の人は1200円でも買おうと手が伸びるんですけど、1200円の商品が値上げして1300円になると、「やめとこう」となる。
なぜなら1300円のものを買う人は1000円予算ではなくて1500円予算になりますからね。
そういう人は1600円でも買いますから、1200円のものを値上げをして1300円にするのであれば、思い切って1600円にしても、それに見合った商品であれば手が伸びるのです。
こういうことが顧客心理というもので、物を売るということは顧客心理を理解していないとできません。
値上げは皆さんこれ以上耐えられない状況なので値上げするのでしょうけど、その値付けを間違えると今まで売れていたものが、ピタっと売れなくなるのです。
でもって、居酒屋さんに入ったらポテトフライがこの価格。
確かこの前までは480円とかだったと思いますけどね。
フライドポテトは私の必需品ではありますが、ファミレスとかで頼むとしても大体の予算感は500円かな。
だから480円だったら税別でも頼みますけど、税込みで650円となると500円予算の人は手が出ませんね。
先ども申し上げましたが、650円というのは800円予算の人の価格ですから。
もちろん頼みませんでしたよ。
行きは物井から乗りましたけど、帰りは千葉から津田沼経由で帰りましょう。
総武線の黄色い電車に乗って幕張本郷で下車して、ピッ。
改札の機械に表示された金額は178円。
切符売り場で金額を見ると千葉-幕張本郷は180円とありますから、スイカだと2円お得。物井から千葉まで2円余計に払って、千葉から幕張本郷まで2円得しましたからプラマイゼロか。
こんなことを考えながら電車に乗ったことはないんですけどね。
幕張本郷から京成津田沼乗り換えでユーカリが丘まで。
出るときにピッとやったら325円。
切符売り場で運賃表を見たら330円ですから、こちらは5円お得。
おぉ、我が京成は大盤振る舞いだ!
ていうか、昭和の時代だと電車の切符はどこで買っても同じ値段というのが当たり前だったんですが、最近では当たり前じゃない。
だとすれば、上手に利用すればかなり節約できるのではないか。
そして、こういうことはTポイントとか、楽天とか、dポイントとか、レジでお会計をするたびにたずねられるアレと同じですから、私などは「ポイントカードは?」と聞かれるたびに「ありません」と答えますが、きちんと管理さえできれば、今の時代はかなりお財布にやさしいのかなと、今さらながら思ったりした1日でした。
その京成電車の中で見かけた広告。
「寅さんサミット」
私は20代の頃、7~8年葛飾区民でしたから寅さんはある意味地元です。
で、この広告の機関車を見て、「あれ~?」
今の時代たぶん電車の中でこの広告を見た人のうち百人に1人も気が付かないとは思いますが、向こうから走ってくる機関車は9600型。
それもヘッドライトが2つの2つ目玉の9600は北海道の倶知安機関区に所属していた機関車の特徴で、当時の胆振線と岩内線で走っていた機関車に限定されるのです。(両線ともすでに廃止)
でもって、わざわざこんな2つ目キューロクの写真を使うということは何か意味があるのだろうか?
寅さんの映画に2つ目キューロクは出てきたっけ?
寅さん映画は一応全作品見てますけど、倶知安が出てくるとすれば第5作品目の「男はつらいよ 望郷編」で、函館本線の小樽築港機関区を訪ねた寅さんがD51をタクシーで追いかけて並走するシーン。追いついたのが倶知安の一つ手前の小沢駅で、岩内線は小沢駅から分岐していましたから、2つ目キューロクが出てくるとしたら「望郷編」しかないな。
などと、この広告を見ただけで頭の中にD51と並走する寅さんが出てくるわけですが、こういうことは一つの特技かもしれませんね。
帰りの電車の中で一人幸せな気分に浸ることができたのであります。
え~と、年末年始の帰省にはJREポイントでグリーン車に乗って、極寒の2月にはJALのマイルで沖縄へでも行こうかしら。
と、なんだかんだで私も貯めてはいるのです。
https://www.youtube.com/watch?v=T1vdNKfYEyA
▲男はつらいよ 望郷編 予告 どうぞ
この時私は小学校4年生でありました。
最近のコメント