そんなに不思議かなあ?

今日は直江津のショッピングセンター「エルマール」で地域イベントがありました。
トキめき鉄道も出店させていただきました。

こういう地元のイベントというのは、その場で食べられるような食品やお弁当などはよく売れるのですが、鉄道グッズはなかなか売れません。
では、なぜ出店するかというと、地元だからです。

地元の皆様方にトキめき鉄道を知っていただきたい。
それが第一の目的です。

何しろ、今でもJRだと思っている人がたくさんいますから。
本当ですよ。
例えばどこかへ出かける時にお土産物を買うでしょ。
できるだけ地元のお菓子などを買おうと思うわけですよ。

そうすると当然領収書をもらいます。
「お宛名はどうしますか?」と聞かれます。

で、「えちごときめきてつどうでお願いします。」と言うでしょ。
すると、売り子さん、固まるんですよ。

「え~と、漢字でしたっけ?」

ってな具合です。

つまり、地元でもほとんど知られていない。
なぜなら、皆さん普段の生活では電車に乗りませんから。

こんな看板が出ていても、鉄道には乗らないから8年経ってもまだJRだと思ってる人が多い。
でも、普段使いで電車に乗らない人たちでも、町の中にこういう看板を立ててくれているのってうれしいじゃないですか。

だから、あとは会社が努力しなければならない。

私はそう思いますから、自分から進んで地域のイベントに出て行くのです。


たくさんの地元の会社が出展しています。


トキ鉄はここですよ~!

ということで、本日いらしていただいたお客様です。


県議会議員の楡井先生。
熱心に地域を回られていらっします。


中川上越市長さん
娘さんと一緒にいらっしゃいました。


私の彼女・・・
じゃなくて
本当は主治医
健康管理のドクターです。


上越の息子たち


武ちゃんとアイちゃん。


そしてTeNY(テレビ新潟)の堀アナウンサー。
新潟県内では知らない人はいないほどの有名人です。

今までさんざんお世話になっているのですが、今日判明したのは「実は鉄」だということ。
SLの話になったらもう止まりません。
今日はいきなりSLのLPレコードの話になりました。
そうそう、当時はビデオなんかありませんでしたから、みんな音を聞いて喜んでいたのです。
東芝EMIやキングレコードが多かったですけど、レコードじゃなくてソノシートなんでのもありましたね。
同年代なので話が合いますよ。

今度対談企画なんていかがでしょうか?

ではなぜそんなに有名な堀アナウンサーが来たのかというと、実はTeNYさんのお料理番組の実演があったのです。

こんなにたくさんの人に来ていただいて、この人たちのほとんどが鉄道とは関係のない生活をしているのですから、タネをまくにはちょうどよいと思いませんか。
皆さんに納涼列車やイベント列車のパンフレットをさし上げるのも大切なお仕事なのであります。
何しろ、インターネットなどとは無縁の年齢層の皆様方ですからね。

ということで、本日はたくさんのお客様にお越しいただきましてありがとうございました。

それにしても不思議なことがありまして、いらしていただいた皆様方が口をそろえて言われるんです。

何て言われたと思いますか?

「社長さんが自ら売り場に立っているんですか?」って。

不思議そうな顔で。

そんなの当たり前じゃないですか。

地域の会社ですから。

そして赤字の会社なんですから。

まぁ、赤字じゃなくても今どきベンチウォーマーのアナグマ社長なんてふつうの企業ではいませんから。
あっ、アナグマ社長って、会社にずっと引きこもって社長室から出ない社長さんのことを軽蔑する呼び方です。
「現場に出る、お客様とお話をする。」
これ、社長だけじゃなくて、会社の幹部はもちろん、営業マンや企画の人間には必須の事ですから覚えといてください。

世の中は常に動いているんです。
まして今はコロナが出口に来て、3年ぶりに世の中が急速に動き始めているところですから、どんどん外に出てどんどん交流を持たないと取り残されていくんです。

何もしない人、止まって足踏みをしている人は株式会社には不要な人材です。
何しろ、世の中が動いているときに足踏みをしているということは、バックしているということですから。
皆が前に進んでいるときには、一生懸命前に進んで初めて世の中に追いつくんです。

そんなこともわからないようでは、経営者とは言えませんね。

でも、皆さん「社長さん自ら売り場に出るんですか?」って。

そんなに不思議ですかね。
新潟ではそういうのが常識なのでしょうか。
新潟では偉くなると皆さんデスクに一日中座っているだけなんでしょうか?

もしそうだとしたら、新潟はバックしていることになりますから、世の中から取り残されていくのではないでしょうか。
新潟県の人が二言目には「新潟は遅れている」と言われるのはそういう所に原因があるのでしょうか。
と、ちょっと不安になりました。

ということで私はイベントが終了してから18時の新幹線に乗り、すでに太平洋側に来ています。
明日は姉妹鉄道である銚子電鉄さんが百周年を迎えましたので、その記念イベントで銚子に向かいます。
銚子はとても遠いところですので、すでに120キロ手前まで来てホテルに宿泊していますが、明日は早朝にホテルを出ますのでこの辺でおやすみなさいをしなければなりません。

本日いらしていただきましたお客様、ありがとうございました。

皆様、明日は銚子電鉄でお会いしましょう。