トキめき鉄道の夜行列車

昨晩はトキめき鉄道の夜行列車を運転しました。

今回使用した車両はディーゼルカーのET122型イベント車。
1両入庫している車両がある関係で使用できるのは1両ということで、「新潟県民限定、親子夜行列車体験号」として走りました。

出発前に皆さんで記念撮影。
営業的には1両よりも2両、2両よりも3両となるのでしょうが、6月中旬というシーズンオフ企画だし、新潟県民限定だし、コロナも落ち着いてきているので満席運用できそうなので、こじんまりとしてちょうど良い感じでした。

それにしてもちびっ子たち、嬉しそうだったなあ。
ちびっ子だけじゃなくてお父さんお母さんもうれしそうでした。
きっと何日も前からワクワクしてたんだろうなあ。

堅い座席で寝るのに、私も子供の頃(10代の頃)は確かにワクワクしましたね。

実は今回の夜行列車はトキ鉄では7回目の夜行運転ということで、営業部の若手がいろいろ考えまして、ドラゴンボールじゃないけれど「7つの秘宝を探せ」と、各所に仕掛けをしまして、旅前からお客様にご案内のお手紙をお送りする等、かなり凝っておりました。

こんな感じで駅構内に「秘宝」がありまして

深夜の駅を徘徊し、探し出しては答えを記入していくという「謎解きスタイル」で実施しました。
真夜中にもかかわらず皆さん夢中になっていましたよ。

ところが7つ目の「秘宝」がなかなか見つかりません。
「とりあえず夜鳴きそばでも食べるか」と、深夜の糸魚川駅でカップ麺を食べていると、そこにトキ鉄君が出没。
7つ目の「秘宝」はなんと、トキ鉄君のお顔に貼ってありました。

夜中の1時の糸魚川駅。
実はこの日は夜間工事の関係でいつもははねうまラインを往復して直江津に戻ってくるのですが、ひすいライン先回りで糸魚川駅で長時間停車となりました。

それにしても、ちびっ子たちは大喜びでした。
現代版夜行列車の旅を体験したちびっ子たちが、夜行列車の思い出を持って大人になっていくのです。

ところで、トキ鉄君、お手々が少し汚れていますね。

筒石駅に出没した際にちょっとヘマをしたようで、お手々が汚れてしまったことは、皆さん気が付きませんでした。270段の階段を転げ落ちた動画は撮っていないようですが。(爆)

糸魚川駅に長時間停車して発車していく夜行列車を見送ったらこの時間。
この後深夜の8号線をひた走り、直江津に戻って後片付けをして、自宅へ帰ったら空がうっすらと白んできていました。

実は私、一昨日新潟市内の会合で花角知事さんとお会いして19時の新幹線「とき」に乗り、千葉の自宅に深夜帰宅。
3週間ぶりの自宅は寝に帰っただけで昨日は昼間から都内でフォーラムに参加しまして、19時過ぎの「はくたか」で上越妙高乗り換えで直江津に戻ったのが21:47。
それからの夜行列車対応でした。

お爺さんとしてはなかなか厳しい乗務行路ではありましたが、お客様の笑顔を見ての心地よい疲れでした。

さて、只今トキ鉄ではこの夏の夜行列車のご予約を受け付けております。

8月6・13・20・27日の4回。
車両は観光急行を使用し、国鉄時代の往年の夜行急行を再現。
今回は22時に直江津を出て妙高高原を往復し、その後ひすいラインを市振まで往復。筒石駅に長時間停車して直江津駅に4:45に戻ってきます。

「えっ? そんなに早く戻ってくるの?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、実はその後がありまして、直江津に戻った列車はそのまま直江津5:06発のはねうまラインの妙高高原行始発列車となって、妙高高原をもう一往復して6:52に直江津に戻って来て終了という、「夜行崩れ」を体験できる怒涛の企画なのであります。

そして列車は一旦入区して車内整備実施後、8:43発の快速となって一日の行路が始まりますので、乗り方によっては30時間近くずっと乗っていられるのであります。

さぁ、皆様、この夏のトキ鉄の夜行列車は早い者勝ちですよ。
ご予約はどうぞお早めに。

https://reservation.echigo-tokimeki.co.jp/reserve/resort