50年ぶりのプラレール。

昨日3月14日はトキめき鉄道が運転開始となってから7年でした。

そして今日3月15日は新幹線岡山開業から50年。
1972年3月15日の白紙ダイヤ改正から50年が経ったのであります。

それまでは東京-新大阪間だけだった新幹線が岡山まで開業したのが50年前。
その3年後の1975年には博多まで開業したのですから、実に急ピッチだったことがわかりますね。

50年前の時刻表。
このころの私は時刻表を「読む」ということを覚えまして、1日8時間ぐらい読書をするという文学少年でしたが、もう一つ大好きなのがプラレールでした。

50年前の3月は私は小学校5年生から6年生になるところだったのですが、時刻表を読書しながらプラレールで遊ぶということをやっていまして、でも、もう6年生ですから、プラレールで遊ぶ年齢でもないわけで、ある時学校から帰るとプラレール一式がなくなっていたのです。

母親に「プラレールは?」と聞いたら、「捨てた!」と一言。
「えっ?」と私。

でもまあ、自分でもよくわかっていたんですよ。
もうプラレールはないなと。

母親としては多分情けなかったんだと思いますよ。
6年生にもなってプラレールで遊んでいる息子を見て。

その時の私の気持ちは「がっかりする」でもなく「悲しくなる」でもなく、なんというか、無力感と言いましょうか、なるべくしてなったというか。

でも、今思い出してももったいないなあと。

なぜなら、私が持っていたプラレールは初代プラレールでしたから、乾電池で動く前の手で動かすタイプ。新幹線のスカートが赤いヤツと言えばわかる方はわかると思いますが、そういう貴重なプラレールに「さよなら」も言うことができないまま、ある日突然目の前から消えたのであります。

まぁ、私はその後すぐにNゲージに行ったのでありますが、最初に買ったのが積水金属のキハ20。これならば1両で遊べますからね。
そして友達の兄貴からレールとパワーパックをもらってお座敷レイアウトです。

その姿を見て母親はどう思ったかは知りませんが、私としては「これはおもちゃではない。」ということで、大人の趣味が始まったのであります。

さて、そのプラレールですが、本日久しぶりに遊ばせていただきました。

ていうか、仕事ですけど、プラレールをやったのであります。

場所はレールパーク。
3月19日のオープンに向けて、エンジョイコーナーにプラレールで遊べる場所を作ろうということで、簡単なレイアウトを作ってみたのです。

プラレールって、図面を書くのと同じで、きちんと組まないと完成しないのです。
カーブは1本45度。それを4つ組み合わせると180度。
8本で360度ですから一周回ってくるのですけど、当然途中に直線も入れるしポイントも入れる。
そうなると、頭の中で図面を書かないと元の場所に戻ってこないので、線路が繋がらないのです。

でもって、会社の中にはプラレールを突き詰めてやった経験がある人がいない。
40代以下の人は基本的にはミニ四駆の世代のようで、プラレールは知っているけど詳しくないという人ばかりなので、とりあえず私が組み立て始めたのですが、何が難しいって、オークションで買ったバラバラのレールですから、まずカーブが何本、直線が何本あるかを数えて、それからどういう線路が敷けるかを頭の中で組み立てていかなければならないのであります。

ということで、とりあえず走れるようになっておりますので、ちびっ子の皆さん、ぜひ、自分のプラレール車両を持って遊びに来てくださいね。

近々、各種車両の販売も行う予定でおりますが、今の時期は衛生管理が重要ですから、MY車両をお持ちいただいて遊んでくださいね。

3月19日オープン。

ショップも充実しております。
皆様のご来場をお待ちいたしております。