進化する「朝から夕まで455」

今日から観光急行の1号車クハ455のボックス座席にテーブルが付きました。

遠方から私の友人が予約して乗りに来てくれましたので、朝の快速でご挨拶をして。夕方の急行4号でお出迎えをしました。

「すごい人気ですよね。予約しようとして予約開始日の12時ちょうどにパソコン開いて準備してたんだけど、ちょうど菅さんの退任発表があった時で、そのニュースに気を取られていたら出遅れちゃって。」

とのことでしたが、確かに数十分で人気の日は売切れて、夕方前には9月10月分がすべて満席になりました。
ポロポロキャンセルは出てるんですけど、すぐに埋まって結局本日も満席。

「テーブルは絶対にありがたいですよ。」

と言ってもらえました。

釜飯とカニ汁。コーヒーにスイーツですからね。
やはりテーブルはあった方が良いです。

ということで、11月からの「朝から夕まで455」はいろいろ進化していくようです。
どう進化するか?

まず、朝食のサービスがあるようです。
ようですというのは、私は直接関与してなくて、営業のスタッフが数人でああでもないこうでもないと企画していて、私は「JRがやらないことをやるんだ!」「他の鉄道会社がまねできないことをやるんだ!」そして、「楽しいことをやるんだ!」と言ってるだけですから。

そうしたら、朝ご飯を出しましょう。
となって来て、次は、スイーツはプチスイーツではなくて、本格的なスイーツを出しましょう。となってきた。

実は、今日の私の友人もそうなんですが、長時間列車に乗っていると腹が減る。
これは昔からそう言われていたものでして、実際に自分で乗ってみても、釜飯を食べた後、2時間もすればなんとなく口が寂しい。
だから、プチスイーツだと17時過ぎに直江津に戻ってきたときに、なんとなく小腹が空いている状態なので、だったらプチじゃなくて、フルスイーツを出しましょう。
それも、「こんなに食べられないよ。」というぐらい出しましょう。

せっかく乗っていただいているのですから。

さらに、夏にやった納涼急行のダイヤで17時半過ぎにもう1往復してバル列車。
お酒も出しちゃいましょう。
朝食、昼食、おやつ、お酒までつけて、「朝から夜まで455」にしましょう。

そして、その後夜行列車につなげて、「朝から朝まで455」にしましょう。

などとどんどん進化していくらしい。

らしいというのは、私はほとんど知らされていなくて、私の顔を見るとスタッフたちがニヤニヤしているからです。

彼らにとって刺激だったのが私が渡した昭和40年代の時刻表で、寝台車も食堂車も連結していない座席車だけの急行列車が8時間も10時間も20時間以上も走り続けていたなんてことは相当インパクトがあったようでして、「だったら何でもできますね。」でも、おいしいものは召し上がっていただきたい。

そんな風に考えているようなのであります。

17:08 雨上がりの直江津駅に到着した急行4号。

降りてきた友人は「幕回し」に夢中になっておりまして、開口一番、「終わってみればなんとなくあっけない。」ということでしたので、やはり、進化が必要なようです。

皆様、11月12月分の発売は10月18日ごろからのようです。
夜行列車もバル列車も年越し列車も、いろいろありますから、正式に決まりましたらまたお知らせいたしますね。

進化する455。

どうぞご期待ください。