えちごトキめき鉄道へのご支援について

今回の大雪では1週間にわたって列車が運転できない事態が発生し、多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまいました。

大雪ということで自然には逆らえないというものの、無力感を感じました。


1月11日の直江津駅、雪に埋もれた電車です。

そんな時に、多くの皆様方から、「トキ鉄を支援しよう」というお話をいただいておりまして、スタッフともども大変ありがたく感謝いたしております。

今まで私は東日本大震災や熊本地震、九州の水害など、鉄道会社が大きな被害を受けたときに、自分のこととして何とか力になれないかと考えて行動してきましたが、今回、ご支援のご連絡をいただいたときに、初めて自分がそういう立場になったということに気が付きました。
そして、遠くにいる皆様方からそのようなお言葉をかけていただけることに、人のやさしさや温かさというのを感じることができました。

同じ気持ちを私たちに寄せていただいた皆様方には本当にありがたいと思っている次第です。

そこで、一言申し上げさせていただきたいと思います。

それは、トキ鉄に対してのご支援は、そのお気持ちだけで十分でありまして、義援金のような形でのご支援はご辞退申し上げたいということです。

その理由は、雪というのは溶けて流れてしまうからです。
この大雪で、トキ鉄は電車の運転はできなくなりましたが、幸い鉄道施設などへの被害はなく、雪が溶ければ何もなかったように今までに戻れるからです。

いろいろな災害があります。
地震や津波、大雨による洪水など、大きな災害を受けたところは、線路や駅が流されたり、あるいは瓦礫が山のように積みあがって、復旧や処理に長い時間や労力がかかります。そういう災害を受けた鉄道会社と、トキ鉄が受けた大雪による災害とは種類が違うと思います。

雪は溶けて流れてしまえば元に戻りますが、地震や津波、洪水などはそんなに簡単に行きません。
ですから、トキ鉄へのご支援はそのお気持ちだけで十分に伝わってきておりますので、お願いするとすれば、まだ復旧まで相当な時間がかかるであろう熊本県のくま川鉄道さんや、ストーブ列車で冬に稼ぎ時にもかかわらず緊急事態宣言でお客様が極端に減ってしまった津軽鉄道さんなど、頑張っても頑張ってもなかなか思うようにいかない鉄道会社に、トキ鉄の分までお気持ちを送っていただければと思います。

先日、赤羽国交大臣が激励にいらしてくださいました。
その時にも私は大雪に関しての国からの特別なご支援のお願いは申し上げませんでした。
そりゃあ、お金は頂けるものであれば頂きたいですよ。
でも、会社ですから、除雪費用というのは予算化してありまして、今回の大雪でその半分以上を一気に使ってしまいましたから、この冬、あとどれだけ除雪が必要になるかと考えると不安にはなりますが、まだ大丈夫ですから、国におねだりをするのはちょっと違うのではないかと考えました。

それよりもご相談申し上げたのは、貨物輸送に関して線路施設の老朽化があと数年以内に顕著になってきますから、そのことについて国にも参加していただきたいというお話をさせていただいたのです。

以上のような気持ちですが、それでもご支援いただけるという方は、個人的に私の口座に現金をお振込みいただくか(爆)、トキめき鉄道の公式ショップでぜひ商品をお買い求めいただければと思います。

トキ鉄 おうちで巣ごもりセット

第2弾 ご当地カレーセット

営業部がこんな商品を出しております。
とりあえず買っておいて損はない商品です。

ぜひ、ご購入いただければと思います。

えちごトキめき鉄道公式ショップ

今後ともえちごトキめき鉄道をどうぞよろしくお願いいたします。

明日も大荒れの地域があるようです。
皆様どうぞお気をつけてお過ごしください。