能生小学校6年生が雪月花に!

今日は能生小学校の6年生の皆様方が雪月花に乗られました。

修学旅行です。

本当ならば遠くへ出かける計画があったのですが、コロナの影響で県内に行き先を変更して、昨日は妙高の赤倉に宿泊し、今日は雪月花というコースでした。

朝8時半に上越妙高駅前の釜蓋遺跡を見学して、1時間ほど皆様の前でトキ鉄のお話をさせていただきました。

その後、皆さん駅へ移動していよいよ雪月花に乗車です。

直江津駅に到着した雪月花。
皆ホームに降りてきてトキ鉄君と記念撮影です。

新潟のテレビが取材に来ていて、代表にインタビューしています。

すごいなあ。
憧れの雪月花に乗りました。

朝、皆さんとお話させていただいたときに、「お父さん、お母さん、羨ましがってるでしょう。」と聞いたら、「良いなあ、って言われてます。」と皆さん声を揃えていました。

コロナの影響は決してうれしいことじゃありませんが、こうして改めて地元に宿泊して地元の観光列車に乗ると、地元の良さがわかるのではないかと思います。
そして、そういうことが思い出になれば、地元の思い出が増えるのですから、コロナを機に地元をもっと見つめてみるのも必要ではないかと思います。

テレビのニュースでは静岡県の学校が飛行機をチャーターして静岡空港から離陸して静岡県の上空を遊覧飛行したと言っていましたが、皆さん大喜びでした。
今の子供たちは飛行機が単なる移動手段になっているようですが、飛行機も鉄道も単なる移動手段じゃなくて、本当はもっとワクワクするものだと思います。

飛行機で自分の町を上空から見たり、観光列車で自分の地域を走ってみたりすることで、自分の地元に自信を持っていただけるのではないか。
そうすることで、地域に力が付いてくるのではないかと思います。
ただし、こういうことは子供たちが大きくなって初めてわかること。
つまり気の長い話ですから、近視眼的に単年度決算がどうのこうのと言っているような、内向きな地域は無理でしょうね。

何しろ、赤字か黒字かという話や、赤字だから要らないという話をすれば、日本の田舎はほとんどすべて赤字ですから、田舎そのものが要らないということになってしまうのです。

だから、そういうことじゃなくて、今あるものを上手に使って、長い目で見て地域を盛り立てていきましょう。
なにしろ、鉄道の良さやふるさとの良さというのは、今仕込んでおいて、10年20年と、あと後になって芽が出るものですから、もう少し長い目で見なければならないのです。

お金がないからそういうことは余計なことですという考え方は、貧すれば鈍するということになるのですから。

糸魚川市立能生小学校6年生の皆様、今日はありがとうございました。

故郷の鉄道に誇りを持ってくださいね。

もっともっと地元の皆様に雪月花に親しんでいただきたいと考えています。