夜行列車運転報告

昨日12月28日の深夜から本日早朝にかけて、えちごトキめき鉄道初の「夜行列車」を運転いたしました。

ご乗車いただいたのは事前予約をいただいておりました20組50名様。

皆さんとても楽しそうでした。

こんな指定席券を作りまして、グループごとに1ボックスにお座りいただきました。

列車が入線すると大喜びの子供たち。
そりゃそうですよね。
夜更かししても親に怒られないし、寝なくたっていいんだもんね。

直江津駅の竹内駅長(中央)とトキ鉄のスタッフに見送られて22:14に出発進行!

車内はこんな感じ。

車内でのグッズ販売にも皆さん群がっている感じでした。

いすみ鉄道応援団の松田さんも遠くから乗りに来てくれました。
松田さんは夜行列車ファン。思い起こせばいすみで最初に夜行列車をやった時から応援団になってくれたんですよね。
もう6年ぐらいたちますか。

高田駅で長時間停車する夜行列車。
子供たちはホームではしゃぎまわっていました。

はしゃいでいるのは子供ばかりではありません。
大人だって楽しそう。
半額のお総菜を持ち込んで酒盛りです。

深夜の妙高高原駅。
還暦を迎えた跨線橋。

夜行列車の運転時刻表。
圧巻なのが妙高高原から直江津へ戻る9381D。
妙高高原-直江津間ノンストップ。
新井も上越妙高も高田も通過で43分で走り切りました。
もちろん二本木も通過。
これは貴重な体験でした。

直江津に到着すると皆さんホームへ降りて待合室へ向かいます。
そう、ここで約1時間停車して夜食タイムです。

深夜の駅でラーメンを食べれば、おいしいでしょうね。
子供たちの思い出に残る一コマでしょう。
ラーメンはもちろんご当地ものを用意しました。

足りなくなるのが嫌なのでたっぷり用意したラーメン。
たくさんあまりましたので松ちゃんは2杯目の図。

列車は深夜2時に糸魚川方面へ向けて出発して行きました。
向こうのホームには「しらゆき」が顔を合わせてお休み中。

この夜行列車は間違いなく「夢と希望と思い出」を乗せて走ったのです。

これぞまさしく「心トキめく」鉄道。

子供たちのわくわく感でキラキラ輝く眼がとても印象に残った夜行列車でした。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
終夜勤務で頑張ってくれたスタッフの皆様、ありがとうございました。

次回もやりますよ。
次回は今回お申込みいただいたにもかかわらず、残念ながらご乗車できなかった皆様方へ優先的にお知らせを行ないます。

皆様、次回をどうぞお楽しみに。

ちなみに午前5時半に直江津駅に到着して夜行列車の旅は終了なのですが、直江津駅到着後お客様を駅前のホテル・センチュリーイカヤさんにご案内して朝食タイム。

出されたお食事はセンチュリーイカヤさんの復刻駅弁。
かつて駅構内で売られていた駅弁ですが、10年以上前に販売休止した駅弁をこの列車のお客様のために再現していただきました。
いかや旅館と言われていた時代から続くレシピで当時のままの「えちごの四季」という駅弁の再現です。
これぞ地元の味ですね。

直江津発、直江津行の夜行列車。
そんな列車に何の意味があるの?
そう疑問を持たれる方もいらっしゃるとは思いますが、目的地へ行くために夜行列車に乗る時代は終わりました。
でも、乗ることそのものが目的の夜行列車であれば、いくらだって走らせることができると私は考えます。

どこにも行かない夜行列車でしたが、トキ鉄の夜行列車は「夢と希望と思い出」を乗せて走ったことは間違いないと確信しています。