夜行列車は満席になりました。

12月28日から29日にかけて運転するえちごトキめき鉄道の夜行列車。
本日正午のお申し込み開始でしたが、20ボックス40名様分がほぼ瞬時に完売となりました。

お申し込みいただきましてありがとうございました。

メールでのお申込みでしたので、当選?された方へは返信メールをさしあげております。
その返信メールに書かれている手順でお振込をお願いいたします。
お振り込みが確定できるまではあくまでも仮予約となっておりますのでよろしくお願いいたします。

お申込みいただけなかったお客様へは、2月以降に再度企画しますので、決まり次第発表させていただきます。次回、ぜひご乗車ください。

さて、トキめき鉄道の夜行列車は直江津発の直江津行。
つまり目的地へ行くための列車ではなく、乗ることそのものが目的の体験型商品であるということは何度もお話しておりますが、そういう「何処へも行かない、乗ったところに戻ってくる夜行列車」がこれだけの人気をいただくということは、皆さんローカル鉄道に「夢と希望」をお持ちだということだと私は確信しています。

昨日のブログで、北海道の友人の大熊さんのお話をご紹介させていただきましたが、大熊さんが感動したという昭和50年夏の「旅」という雑誌ですが、もちろん私も持っています。

大切な本なのでとてもきれいな状態で今でも本棚に収納されていますよ。

裏表紙はフジカラー!
よく見るとこの本の定価は950円です。

ずいぶん高い本でしたね。

当時、鉄道ファンという雑誌の定価が確か500円ぐらい。
崎陽軒のシウマイ弁当や東京駅のチキン弁当が400円でしたから。
今の価値観で言ったら、この本は2000円近くしていたのでしょうね。
それだけ「SL」を取り上げれば高くても売れる時代で、その対象が室蘭本線の苫小牧-岩見沢だったわけです。

おとといのブログで追分機関区の話を書きました。


構内の片隅に停まっていたこのD51465の運転席に上げてもらって機関士さんから石炭をもらった話を書きましたが、その石炭がこれです。


今日千葉の家でカミさんが、「このあいだ箪笥を整理していただこれが出てきましたよ。」と言って出してきました。

そうそう、これです。

45年前に追分機関区でもらってきた石炭がこれです。

そう、私は今でも当時の夢を見続けているのです。

夜行列車にお申込みいただきました皆様も、雪の夜に列車の中で夢を見てください。

そうすれば私が45年間夢を見続けているように、皆様方もこれからの人生、鉄道で夢を見ることができるのです。

そして、鉄道の未来が開けるのです。

私はそう考えます。

皆さん、ローカル鉄道で夢を見ましょう。

これが需要を作り出すということになると私は思います。

まもなく冬休み。
ローカル線の旅で地域を巡り、地域の旅を楽しんでください。
そうすればローカル線のある地域から日本は元気になって行くのです。