コストコでテンダーロインを買ってきました。
サーロインと違って、日本人にはあまりなじみがないかもしれませんが、テンダーロインは一番おいしいお肉です。
なかなか売ってません。
デパートにだってありません。
日本人はサシが入ったような霜降りを好む傾向がありますが、私は昔からテンダーロイン。
フィレミニオンとか呼ばれているお肉です。
航空会社に勤務していた時代は、シドニー出張の時などに毎回買ってきていたのですが、それも今は昔。
ところが最近は便利なもので、コストコで売っているのです。
でもって、たまにはテンダーロインが食べたいと思って、コストコへ行って、肉売り場へ行ったら、お目当てのテンダーロインがない。
「せっかく来たのにテンダーロインがありませんねえ。」とがっかりしていたところへ、お肉の係りの白衣のおじさんがやってきました。
私:「あの、テンダーロインはありませんか?」
おじさん:「テンダーロインですか。ちょっと待ってくださいね。」
と言って、私のことをじろじろ見ている。
ははあ、さては、「こいつ、テンダーロインがいくらだか知っているのか?」と私を値踏みしてるのではないか。
そう感じた私は、すかさず、
「あの、1本ください。丸ごとで良いですから。」
と申し上げました。
おじさんはニッコリ笑って、「少々お待ちください。」
待つことしばし。おじさんは奥からテンダーロインを持ってきました。
1本丸ごと2.8kgです。
そして有無を言わさず、私に手渡しました。
お値段は13000円越え。
そりゃあ知ってますよ。
そのぐらいしますって。
何しろテンダーロインですからね。

よかったよかった。
手に入りましたよ。
テンダーロイン。
2.8kgの1本ものですからね。
100gあたり468円。
ふつうに買ったら800円越えですから、お安い買い物だと一人納得。
でもって、家に帰ってきて、焼いて食べました。

250gぐらいにカットしたテンダーロイン(フィレミ二ヨン)ステーキです。
これなら60近くの体にも安心のお肉です。
アメリカ仕込みの母親に育てられると、時としてこういうものが食べたくなるのであります。
最近のコメント