In your youth ; the spring time of your life

いすみ鉄道の社長は団塊の世代が嫌いである。

 

ということが、インターネットの世界でまことしやかに語り継がれているようですが、それはインターネットの世界の話であって実際とは違うということが、当事者としては実に興味深いのでありますが、私は別に団塊の世代の人たちを嫌いだなどと思ったことはありません。

第一、団塊の世代の人たちというのは私よりちょうど一回り上の方々ですから、小学生のころ20代前半、高度経済成長期の昭和40年代に青春真っ只中の時代を過ごされた方々なのです。

つまり、当時の世をあげての「SLブーム」などというものは、だいたい団塊の世代のお兄さんたちが繰り広げてくれたものであり、昨今でもFACEBOOKなどで昔懐かしい貴重な写真を、詳細な解説付きでUPしてくれているのを見て、小学生のガキだった自分が、当時どれだけ悔しい思いをしたか。「あと10年早く生まれていたら、俺は日本中をカメラを持って旅行しながら写真を撮ることができたのに。」と親を恨んだことを懐かしく思い出すのであります。

その私より10年早く生まれてきた人たちが、私にどれだけモチベーションを与えてくれたか。それはそれは計り知れないものがありますから、私は昔から団塊の世代の人たちには感謝してもしきれないのです。

そして今でも昭和の写真をたくさんUPしてくれて、素晴らしい世界を展開していただいているわけですから、ネットの世界でまことしやかにささやかれている説は、全く当たらないのであります。

 

ところが、団塊の世代の人たちというのは、その名が示す通り数が多いわけで、人間が動物である以上、数が多くなればそれだけ優秀な人間も多くいれば、阿呆も多くいるというのも事実なわけで、60歳代後半にもなれば人生経験から来る知恵がついていますから「老獪」という言葉も当てはまるようになり、阿呆であればあるほど、始末に負えない人間がたくさんいるというのも、現代の偽らざる事実なのであります。

これが、すぐ切れる老人などとマスコミでも取り上げられている人たちなわけで、近所に保育園ができると言えば苦情を言い、グリーン車に子供連れで乗るなと言い、自分で具体的な行動をとりもしない癖に、政治が悪いなどと、一言で言えば文句ばかり言っているシニアが急速に増えてきているということなのであります。

では、そういう人たちはどうしてそのようになってしまったのかと考えてみると、簡単に言うと、自分が子供だった時のことを忘れてしまっているわけです。

自分だって母親に産んでもらって、家族に育ててもらって、近所の人たちにさんざん迷惑をかけて、先生をてこずらせて、親を泣かせて、警察とけんかをして、会社で組合運動をやって、そうやって社会全体にある意味大きな迷惑をかけてきた人生を送ってきたということを、すっかり忘れてしまって、「俺たちはこの国に貢献してきた。」「年金を払い続けてきたのだから満額もらう権利がある。」などというようなことしか言わなくなってしまっている。私から見るとそういう人が、団塊の世代という分母が大きい分、たくさんいるわけで、善良で、後輩思いで、今でも地域のために一生懸命ボランティア活動をしていただいている方々の存在を、声が大きいがために薄めてしまっているというのが、現実だと考えています。

 

そこで、私は一つ、そのような方々にお願いしたいことがあります。

 

▼ここにあげる歌をいくつご存知でいらっしゃいますか?

いくつ歌えますか?

この歌を聴いて何を思い出しますか?

 

ぜひ、皆様方に聞いていただきたいて歌っていただきたいと思います。

 

(クリックすると歌が流れます。職場や電車の中で見ている方はお気を付けください。)

 

1:これが青春だ

 

2:燃えろ太陽

 

3:でっかい青春

 

4:青春のマーチ

 

5:進め青春

 

この時代に青春を送られたのはまさしく団塊の世代の方ですね。

その時の自分を思い出していただきたいと思います。

 

私は こちら の時代です。

 

この方は今でも熱い気持ちでお仕事をされています。

私は10代の頃この方からいろいろなことを教わりました。

そして、その気持ちを今でも持ち続けています。

だから、千葉県をもっともっと良くしようと、一生懸命いすみ鉄道で仕事をしているのです。

 

青春の勲章はくじけない心です。

団塊の世代の皆様方が、もう一度、SLブームのような社会的ムーブメントを起こしてくれることを願っております。

(知事の後ろにひそかに写っているのは同じ苗字の方ですが私の兄貴ではありません。笑)

 

さあ、今夜は懐かしいテレビドラマの世界へ。

40代以下の皆様にとって見たら「あなたの知らない世界」ですね。

そうです。これが昭和の世界なのです。

 

今夜は七夕様は出会えたのでしょうか?

そんなことを考えて初恋を思い出してみるのも青春の一コマなのであります。