南阿蘇鉄道 復興応援切符 発売のお知らせ

震災で大きな被害を受けている南阿蘇鉄道の本日の状況です。
若桜鉄道の山田社長さんから今朝の南阿蘇鉄道の状況の連絡が入りました。
南阿蘇鉄道の専務さんからお知らせいただいたそうです。
・ライフラインが復旧し、ようやく社員が動けるようになりました。
・線路については、立野ー長陽間のトンネル、橋梁に異変が認められるが確認に時間がかかる。
・補修で済むかどうかも確認後でないとわからないため、全線復旧は見通しが立っていない。
・長陽ー高森間も軌道変異などが激しく、必要な工事が多く、早期の復旧は困難。
このような状況です。
まだまだ全体の把握までは至っていない様子です。
さて、先日来お伝えしています南阿蘇鉄道さんへの支援策ですが、復興応援切符を発行することになり、下刷りデザインが上がってきました。

若桜鉄道、いすみ鉄道、ひたちなか海浜鉄道、由利高原鉄道の縁起が良い駅の入場券に、南阿蘇鉄道の全区間の乗車券をセットにしたもので、5両編成の列車をモチーフに、それぞれの鉄道が手をつないでいるイメージのデザインです。
4月29日から、各鉄道の本社所在地駅で販売いたします。
(若桜鉄道:若桜駅、ひたちなか海浜鉄道:那珂湊駅、由利高原鉄道:矢島駅、いすみ鉄道は大多喜、国吉、大原駅)
1部1000円
印刷販売コストが300円かかりますので、差額の700円が南阿蘇鉄道さんへの支援金額となります。
合計1000部を予定していますが、好評であれば増刷いたします。
このほか、販売箇所で寄付も承ります。
デザインも下刷り案ですので、詳細につきましては後日またご案内いたします。
この復興応援切符というものは、2011年3月の東日本大震災の時にも発行いたしました。
その時は大きな被害を受けたひたちなか海浜鉄道さんと三陸鉄道さんに、皆様方からの善意をお届けいたしました。
今回は、その時に皆様方方ご支援いただいたひたちなか海浜鉄道の吉田社長さんから、南阿蘇鉄道を支援しようとの呼びかけで、緊急にスタートするものです。
2011年の震災時の復興応援切符の一連のブログ記事は 「こちら」 にてお読みください。
(販売開始から収益金をお届けしたところまでの一連の記事になります。本日のブログの下に続きます。)

▲2011年に発効した復興応援切符。
この時はいすみ鉄道だけで販売しましたが、今回は4社が手を合わせて販売いたします。
皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます。