カンブリア宮殿に感謝

昨夜はカンブリア宮殿をご覧いただきましてありがとうございました。
たくさんの皆様方からメッセージをいただきましてありがとうございます。



沿線でよく見かける方々も出てきてくれてうれしかったです。
実は先日、武蔵野美術大学で講義をさせていただきました。
デザイン情報学科の井口先生の教室です。
井口先生はたまたまいすみ市にあるプロジェクトでいらした際に、いすみ鉄道の「ここには何もないがあります。」というポスターを見て、「これはおもしろい。」ということで私のところを訪ねて見えられました。
武蔵野美術大学の学生さんたち、それも情報デザイン学科の学生さんたちに私が教えることなどあるのでしょうか?
私がそう尋ねると、「いすみ鉄道がやっていることは、トータルで地域をデザインすることですよ。」とおっしゃるんです。
何も白い紙の上に何かを描くことばかりがデザインじゃない、ということに感銘を受けまして、それではということで、その情報デザイン学科でお話をさせていただきました。



昨日のカンブリア宮殿も同じように、鉄道を通じて地域をどうデザインするか、というような構成になっていたと思います。
・ローカル鉄道が走るシーンは都会人のハートをぐっとつかむ。
・そうすれば、地域が有名になる。
・地域が有名になれば、地域に人が来る。
・地域に人が来れば、地域の経済が少しずつまわり始める。
・地域の経済がまわり始めれば、ローカル鉄道は地域の役に立つ。
・地域の役に立つようになるということは、ローカル鉄道は地域にとって必要な存在となる。
・地域にとって必要な存在になるということは、廃止にしようなどという話がなくなる。
・そうすれば結果として地域の足が守られる。
・地域の足が守られれば、地域の衰退にブレーキがかかる。
武蔵野美術大学の先生的に言うと、これが私がいすみ鉄道を使って地域をトータルにデザインしているということになるのでしょう。
日本全国の常識で考えれば、駅前の土地は価値が高いのです。
ということは、鉄道が走っていると地域の価値が上がるわけです。
鉄道が廃止になると、地域の価値が下がるということです。
だから、廃止にすると、地域は廃れるのです。
でも、だからと言って、鉄道をそのまま残せば地域は栄えるかというとそうでもないわけで、そこに必要となるのは、鉄道をツールとしてシステムに組み込んで、どのようにトータルに物事を考えられるかということです。
その点では、私はいすみ鉄道はうまくいった例だと思います。
カンブリア宮殿が特集を組んでくれたということがそれを証明しているのではないでしょうか。
井口先生、カンブリア宮殿の製作スタッフの皆様、どうもありがとうございました。
心より感謝申し上げます。