私の常識. 我が家の常識

アメリカのデニーズで息子と食事をしたとき、息子がニヤニヤしながら、「あっ、本当だね。」と言います。
「だろっ。」と私。
それはこのケチャップです。

日本のデニーズにはあるのかなあ。
こうやって逆さまに置くのが「正しい位置」だということがわかるボトル。
我が家では、私はケチャップとマヨネーズを逆さまにして冷蔵庫にしまいます。
結婚して間もないころ、カミさんはどうもそれが気に食わないらしく、
こんな風にしまうなんて、常識おかしいんじゃないの?
とか何とか言うわけです。
30年も前ですから、ケチャップやマヨネーズを逆さまにして置くなどという習慣は日本にはなく、そんなことをやると行儀が悪いと親からしかられた時代ですから、カミさんが言うのはもっともなことだったわけです。
でも、最後まで使い切るためにはこうやってしまうのが合理的だし、使う時に頭の方に空気が入っていると、ビュッと出てしまうから、残り半分ぐらいになると私は今でも逆さまにしてしまうわけです。
で、うちでは息子たちもそれが当たり前だと思っているけど、カミさんとしてはいまだにしっくりいかないのか、それともどうでもよくなったのかは知らないけれど、そういう逆さまにしてしまうという常識は持ち合わせていない。
それって、カミさんがとっても常識的で、私一人が常識がない人間だと思っていれば、我が家ではとりあえず平和が保たれるわけです。
でも、こういうのを見ちゃうと、アメリカ人全員が非常識ってことになりかねない。
だから、それほど大きな問題にする意味はどこにもないけど、一つだけ言っておきたいことがある。
息子よ。
将来、お前が所帯を持った時に、きっと冷蔵庫の中のケチャップのしまい方で非常識と言われるだろうから、その時のために、この写真を大切にしまっておけ。
それが、世界平和につながるのだ。
ちなみに我が家ではケチャップはデルモンテ。マヨネーズは味の素。
え~、と思う方もいらっしゃると思いますが、食べ比べるとわかりますよ。
関係者の皆様、決して他意はございませんのでお許しを。
もちろんビールはサッポロに決まってるじゃないですか。
サッポロの赤ラベル、知ってます?
「男は黙ってサッポロビール!」なのです。
なにしろ昭和ですから。