幸せになる方法

私は傍から見るとよほど幸せそうに見えるのでしょうか。
最近、ひと月2~3回ほど各地で講演に呼ばれるのですが、その時にご担当の方から、「夢をかなえる方法について話してください。」とか「幸せになる秘訣をお願いします。」など言われます。
「そんな話があるなら、こちらが聴きたいぐらいだ。」と思うのですが、それを言っては大人気ないし、せっかくお呼びいただいたのですから、皆さまに何とか喜んでいただきたい、「あいつの話は面白かったなあ。」と思っていただきたいので、むげには断らず、私なりの「幸せになる方法」をお話しすることにしています。
さて、「幸せになる方法」ですが・・・
私のブログをお読みいただいている皆様へ、感謝の気持ちを込めて私の幸せになる方法をお話しさせていただきます。
よく、「人は幸せになる権利がある。」と言われますね。
皆さんもそう思われますか?
世の中はいろいろなことがあり過ぎて、政治もうまくいかないし、経済もだめだし、とてもじゃないけど「幸せになる権利」をどう行使してよいかわからない状態ではないですか。
「こんな世の中で、どうしたら幸せになれるの?」
そう言いたくなりますよね。
そうなんです。
実は、世の中は「幸せになる権利がある」と考えると、それだけで幸せになれない仕組みになっているのです。
だから、私は「人は幸せになる権利がある。」とは思いません。
なぜなら、「権利」を「主張」すると、不幸になるからです。
ということで、私は「人は幸せになる義務がある。」と考えるようにしています。
「義務」ですから、幸せになるのは自分の責任でならなければなりません。
「誰か私を幸せにして!」というのが権利なら、「自分で何とか幸せにならなければいけない」のが義務です。
「どうやったら幸せになることができるのか」を自分で考えて、「どこに幸せがあるか」を探し出して、「自分で幸せになる」のが、私の「幸せになる方法」です。
今の時代、個人の権利や既得権など、権利関係が網の目のように張り巡らされていて、何か行動しようとすると、その網の目が、まるで蜘蛛の糸のように絡まってきて、身動きできなくなるのが現状ではないでしょうか。
だから私は「幸せ」を「権利」という角度で考えないようにしているのです。
幸せになることが義務であると考えたら、世の中がどうであろうと、自分の責任で幸せを見つけなければなりません。
そうすれば、どんな小さなことにも気を配ることができるでしょう。
人生のパートナーや家族、友人たちなど、自分を取り巻く人が幸せにならなければ、いくら自分だけが幸せであればよいと思っても、その自分すら幸せになれないこともお解りいただけるでしょう。
だから自分が幸せになるという義務を果たすためには、自分だけが幸せになるだけではだめなのです。
どうやったら自分が幸せになれるかを考えることは、自分の周りの人も幸せにすることになるのです。
でも、そう考えたら、「自分が幸せになる権利」を主張するよりも、何となく「幸せになる近道」のような気がしませんか。
皆さん、幸せでないと文句を言ってはいけませんよ。
幸せになるのは皆さま方それぞれの「義務」なのですから。
幸せは「なれるか、なれないか」ではなく
「なるか、ならないか」なのです。
なぜならば幸せはいつもあなたのすぐそばにいるのですから。