幸せになりたい人へ

皆さんは自分のことをラッキーだと思っていますか?
私は自分のことをラッキーだと思っています。
別に特別幸運に恵まれている人生でもありませんし、宝くじも当たったためしがありません。
だったらどうしてラッキーだなんて言えるのかと思われるかもしれませんが、私は、自分の身の回りに起きることはすべて必然だと考えるようにしていますから、どんなことでもそこから学びとれるものや、教えてもらえることがあるはずで、だとしたらそれに気づかせてもらえるということは、ラッキーなことだからです。
毎日満員電車に揺られて会社に行っている人は、朝の電車で座れればラッキーだし、座れなければアンラッキー。せっかく座ったのに目の前にお年寄りに立たれたらやっぱりアンラッキー。だから寝たふりしてしまおう。
この程度のことで喜怒哀楽を顔に出していたり、顔に出さずとも心の中の大きな部分を支配されているようでは、ラッキーな人生からは程遠いと思うのですが、いかがでしょうか。
私の友達に、誰でも知っている偏差値では5本の指に入るような大学を優秀な成績で卒業した人がいて、家もそこそこ裕福なお坊ちゃまで、車が趣味で、スキーやゴルフはプロ並みの技量があって、見かけもそれほど悪むもなく、英語とスペイン語を自由に話して、おまけに奥さんは金髪の外人と言う人がいます。
私から見たらとてもうらやましい人なんですが、その人は生まれてから一度も自分のことをラッキーと思ったことがなくて、なんだか知らないけど、いつも後悔ばかりしているんです。
「お前さんさあ、俺から見たらうらやましい存在なんだよ。それなのになんでそんなに後悔ばかりしているんだ?」
私がそういうと、彼は決まっていうんです。
「鳥塚さんは良いよな。飛行機の操縦だってできるし、鉄道にも詳しいし。それに比べたら俺なんか何もできない。」
私は、「何言ってるんだよ。俺なんか子供が5人もいて、いまだにピーピーしているというのに、お前なんか子供はいないし、経済的にも余裕があるし、好き勝手やってるじゃないか。」と、当然のようにそう言うのですが、彼は自分の優位性や幸運さを絶対に認めないんです。
そして、最後の最後にこう言うんです。
「私は後悔するのが趣味なんです。だから放っておいてください。」
そういう人は、心の病になりやすいんですが、そのような状態だから誰からも相手にされなくなるわけです。
私は、彼に言ったんです。
「この世に生まれてきたことだけでもラッキーなことなんだぜ。天文学的な数の精子の中からたった一つだけが選ばれてこの世に生まれてきたんだから、それだけでもラッキーだし、そこには何かの必然があると考える方が自然だと思わないか。」
でも彼は後悔するのが趣味ですから、物事を前向きに考えようということはないんですね。
いつでも必ず、ああでもない、こうでもないと言っている。
で、私はどうしたかと言うと、彼と付き合うのをやめました。
もう友達づきあいもしないことにしたんです。
どうしてか?
皆さんもこれだけは覚えておいた方が良いと思います。
自分のことをラッキーだと考えている人と付き合うこと。
自分のことを不幸だとか、俺はダメな人間なんだなどと考えている人とは、今すぐ付き合うのをやめること。
なぜならば、人には必ずオーラが出ていて、そのオーラにはプラスのオーラとマイナスのオーラがあるわけで、マイナスのオーラを持っている人からはできるだけ離れた方が良いからです。
できれば縁を切るぐらいの方が良い。
そうしないとこちらまで引き込まれるからです。
友達として、悩みごとの相談にのってあげることは大事なことですが、だからと言って何もその人の人生につきあうことなどする必要はないんです。
だから、そういう人とは絶縁した方が良いのです。
あと、もう一つ大切なこと。
それは、マイナスの言葉はできるだけ使わないようにすること。
疲れた。もうだめだ。苦しい。金がない。
こういう言葉はできるだけ使わないようにすると、だんだんラッキーな自分に気付くようになります。
だから、私は自分のことをとてもラッキーな人間だと思います。
自分のことを自分自身でラッキーだと思えない人には、幸運な人生など来るわけないのですから、まずはこの世に生を受けたことに感謝をして、自分の幸運さを自分自身で祝福する練習をすることですね。
(つづく)