津軽鉄道へ行ってきました。

青森県の津軽鉄道へ行ってきました。
津軽鉄道は五能線の五所川原から分岐する私鉄で、終点の津軽中里までの20.7kmを約40分で走るローカル線です。
津軽鉄道は冬の厳しい寒さの中をストーブ列車を走らせて観光客に人気の路線ですが、いろいろなビジネスの工夫を少しでも勉強させていただくため、鉄分補給も兼ねて訪問してきました。
津軽鉄道の澤田社長さんは東京の大手商社を勤めあげられた方で、退職後、出身地に戻られて鉄道を存続させるために頑張っていらっしゃる経緯の持ち主。
私も世界を相手に商売をしてきましたから、親近感があります。
沿線の金木町は太宰治の出身地で、今でも生家が残されていて、観光客が多く訪れますが、五能線というJRの中でも5本の指に入るローカル線から分岐する路線ですから、経営は大変厳しい状況のようです。
今、私たちはいろいろなローカル線が協力して相乗的に経営を良くして行こうと考えており、何とか連携して一つの方向性を見いだせないか、探っている状況です。
津軽鉄道はストーブ列車のために国鉄時代の旧型客車を所有していますが、建造から50年以上経過した客車はひとつの文化財的価値があるものですから、みんなでお金を出し合ってでも保存して存続させなければならないと思います。
いすみ鉄道も鉄道文化遺産といえるキハ52を導入しようとしていますが、これとていすみ鉄道だけの力ではどうなるものでもありません。
「こう言う車両が残っていて良かった。」
と思えるように、みんなで力を合わせて走らせていきたいと考えております。
今日は、稲刈りまっ盛りの津軽鉄道に行ってきたお話でした。

[:up:] 始発駅の五所川原。何とも味があるホームで発車を待つ津軽鉄道の太宰治 小説 「津軽」 号

[:up:] 金色の稲穂の中を走る。

[:up:] 五所川原駅構内で休むストーブ列車。これに乗れると思うと冬が来るのが楽しみになりますね。