いよいよ明日、運転開始

えちごトキめき鉄道の国鉄形観光急行列車がいよいよ明日、7月4日に運転開始となります。

今日の上越タイムスさん。
カラーでご紹介いただきました。

えちごトキめき鉄道では観光列車として豪華な雪月花の運行をしてきました。
おかげさまで、雪月花は順調に育てていただきまして、人気列車となることができました。
今回の国鉄形急行列車は雪月花のような豪華さはありません。
綺麗なお姉さんが乗務してサービスすることもありません。

テーマは昭和40年代後半。
急行列車に乗ってD51に会いに行こう。
そういうワクワク感をお届けできればと考えています。

昭和の時代は特急列車は特別急行。
庶民にはちょっと高嶺の花的な特別な存在でしたが、急行列車は敷居が低く、旅行者、特に若者たちはもっぱら急行列車に何時間も揺られて旅をしたものでした。
当時はスマホもネットもありませんから、旅人は文庫本を読んだり編み物をしたり、様々に自分なりの時間を列車の中で過ごしていました。

えちごトキめき鉄道の急行列車は、そういう自分なりの楽しみ方を見つけることができるかどうか。それが一つのカギになると思います。
「こんなの面白くない。」という皆さんは、どうぞ他の列車に乗りに行ってください。

乗車券のほかに急行券500円をお求めいただくだけで気軽に乗れる観光列車。
当面は3両全車自由席ですから予約も必要ありません。
先頭車のクハ455急行形に揺られるか、後ろ2両の走行音を楽しむか。
どうぞ自分なりの楽しみ方でお楽しみください。

多分、この電車の価値が出てくるのは10年以上経ってからだと思います。
それは、この電車が鉄道の旅の種を蒔くことになるからです。
今のうちに一生懸命種を蒔いて、10年15年経ったときに目が出て大きく育つのだと思います。
だから、この電車には沿線地域のちびっ子たちも、家族連れも、都会から来る皆様も、できるだけ多くの人たちに乗つていただきたいのです。

逆に言うと、そういうことをきちんとやっておかないと、鉄道の旅が未来に続かない。
そう思って、私たちは一生懸命走るのです。

皆様、どうぞご自分の旅を見つけてください。

この電車の旅を楽しめるかどうか。
お客様になれるかどうか。
問われているのは皆様方の方なのであります。

まずはこちらからどうぞ。

https://www.series455413express.jp/