恐るべし、銚子電鉄！

トキめき鉄道は株主総会電車を運転しました。

赤字続きで株主の皆様方に利益を提供することがなかなかできないので、せめて一番に急行形電車にお乗りいただこうと、株主総会の日に特別列車を運転しました。

別に売名行為ではありませんが、少しは話題になるかなあと思いましたが、全く話題にならないどころか、銚子電鉄にすっぱ抜かれて話題をさらわれてしまいましたよ。

銚子電鉄、株主が総会で廃線進言　煎餅販売を「本業に」

株主総会で株主から「鉄道を廃止にして煎餅に専念すればもっと利益が出るだろう。」と言われたことで全国区のニュースです。

実は、もう６～７年も前ですが、銚子電鉄の竹本社長さんと佐倉の駅前で飲んでいた時、私、同じことを申し上げたんです。

「煎餅を４億円も売っていて鉄道が赤字なら、鉄道なんてやめて最初から煎餅だけにしたらよいでしょう。」と。

そうしたら竹本社長さんは、「何言ってるんだよ。電車が走ってるから煎餅を買ってもらえるんだよ。」ってはっきり言われました。

つまり、単なる煎餅屋になったら、煎餅なんて誰も買ってもらえないということです。

２人は仲良しです。

電車が走ってるから煎餅が売れる。
まずい棒も、カステラもラーメンも売れるんです。

株式会社は株主様が絶対ですが、一般の株主の意見を聞いていたら会社がなくなってしまうのではないでしょうか、と思わせられたニュースです。
株主は素人ですからね。
トキ鉄もそうですが、株主の言いなりになっていたのでは会社がなくなってしまうと、経営陣は思っています。

それにしても恐るべし銚子電鉄。

株主総会電車など足元にも及ばぬ策でした。

あっぱれです。

向こうに見える岩下の新生姜電車。
なんとなくトキ鉄の急行電車に似てるでしょ。

恐るべし銚子電鉄。

虎の威を借るトキめき鉄道でございます。