今日は東北乗り鉄の旅4日目。
千葉の家に2泊しましたから、高田の家を出てから6泊目です。
昨日は鹿角市でしたが、今日は横手市でお仕事です。
そうです。
私はお仕事をしているのでありまして、電車に乗って遊んでいるのではないのです。



この地域の偉い人たちがご出席の会議はササッと終わりにしまして、お昼ご飯は横手焼きそば。

横手と言えば横手焼きそばと言われまして、それではといただきました。
600円也
うまかったです。
他の焼きそばと違って甘いソースは私好みでした。


横手の駅前は再開発ということであちらこちらで工事が行われていましたが、駅舎もきれいになってとても素敵な感じです。
701系電車がやってきました。
この701系電車というのは「都市型電車」として東北地方に投入された電車です。
かれこれ30年近くになるんですね。
30年前の東北地区は電気機関車がけん引する客車列車が主流でしたが、終端駅で機関車を反対側に付け替える手間がかかるのと、加速減速が悪いということで、「今までの古い客車に変わって、今度は都市型電車が走ります。」と言われて、田舎の皆さん方は「ついにおらが町にも都市型電車だ」と喜んだのもつかの間、それまでのボックスシートからロングシート化され、客車時代は3~4両編成だった列車が2両になって、いわゆる詰込み型で朝夕は立って乗るのが当たり前になりました。
当然地域の皆様方は「そんなはずじゃなかった」となったのですが、都市型電車ですからロングシートで混みあうのは当たり前です。誰もウソは付いていませんし、冷房も付いたし、駅間所要時分も短縮されましたので、明らかにサービス向上となったのであります。
まぁ、そういうサービスを利用者が望んでいたのかというと疑問符が付きますが、とにかく評判が悪い電車で、青春18きっぷの旅人たちからもさんざん悪口を言われました。今でも言われてるか。
だって、それまでのボックスシートからロングシートになりましたので、駅弁だってなかなか食べづらいのです。
もっとも、そもそも論として、交流電化というのは車両にお金がかかるのです。
だから、両数が必要な電車ではなくて、機関車が1台あれば旅客列車も貨物列車にも使えるという前提でありましたから、旅客鉄道会社と貨物鉄道会社に分かれた瞬間から、交流電化の建設当初の目論見が外れたということにもなると私は考えています。(この話はまたいずれ別の機会で)
ということで、この電車も登場から30年も経過すると、そろそろかなあ、なんて思うのでありますが、実は私は個人的にはこの電車は嫌いではありません。
なぜかというとスピードが出てモーターの音が良いからです。
そういう見方をすると、なかなか楽しめますよ。
駅間距離が長いのもあるかもしれませんが、これだけ豪快に飛ばす電車はなかなかないかもしれませんから。


ということで今夜は秋田泊。
皆さん、最後の晩だから羽を伸ばすと思っているでしょう?
ところがどっこい。
秋田は秘かにヤバい所と聞いていますから、旅が日常の私は歩数稼ぎがてらドンキまで歩いて、中にある大阪王将でテイクアウトしてきて、ホテルのお部屋でゆっくりと「プハ~」なのであります。

こうして、秋田の夜は健全に更けていくのでありました。
秋田の皆様、今回はお世話になりました。
明日上越へ帰ります。
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