今日は只見線にやってきました。

今日は只見線にやってきました。

10月1日に全線で運転再開となる只見線準備会議です。

朝も早くから電車を何度も乗り換えて。

なにしろ只見線の会議に行くのに車で行くわけにはいきませんから。
でも、磐越西線が不通になっているので新津経由ではいかれません。
お隣の県なのに、上越妙高→大宮→郡山→会津若松→会津柳津と行きました。

交通費は片道約17000円。
7時間かかってたどり着いたらC-チョンチョンがお出迎えしてくれました。

世界の星賢考さんと、只見線に1000回以上乗った大越君です。

そして会議。

地域住民の方々が6つの行政をまたいで連携しながら皆さん一生懸命に活動していて、その活動が実った形で10月1日、運転再開となるのですが、「只見線は大赤字なのに大丈夫かなあ。」なんて、JRの心配をされているから私は申し上げたんです。

「JRの心配なんてする必要ありませんよ。」と。

私が乗った只見線の会津若松―会津柳津間は680円です。

でもね、この680円の区間に乗るために私は17000円払っているんです。
そして、そのすべてがJRに入っているんです。
路線別の営業係数なんてことを言い出すのは赤字を強調したいからなんです。

物事はトータルに考えなければいけません。

駅構内のコンビニで飲み物を買って、駅構内で販売している駅弁を買って、全部JRにお金が入っているんです。
ただ、それを系列会社や関連会社に振り分けて計上しているから鉄道本体には入っていない。
新幹線なんか半分儲けですよ。

只見線に乗らなければ新幹線にだって乗らなかったわけですからね。

もともとJRはそういうお約束で誕生した会社なんですから、路線別の赤字の数字を連ねて、「だから辞めます。」などということはルール違反なんです。

と、仙台支社の方やマスコミ各社、県庁職員がいる前で申し上げました。

だから、心配ないんです。

問題なのは地域が盛り上がること。

地域が地元の鉄道を大切に思わないところは、新幹線や都会の電車、エキナカで得た利益をつぎ込む価値がありません。国鉄民営化後、わかったのはその部分だと思います。
だから、今後数年で、地域がその気にならないところはいくら田舎のローカル線まできちんとやるお約束だったとはいえ、無くなるでしょう。

地域がしっかりとやる気を見せているところは、きちんとやらなければならないのです。

仙台支社の方には申し訳ありませんでしたが、只見線沿線の皆様方は少しはご安心いただけたでしょうか。

運転再開がゴールではありません。
最初の一歩です。

皆さん引き続き一緒に頑張りましょう。

新潟県の人たちも応援してくれていますよ。
只見線は福島と新潟を結ぶ路線で、全通すれば新潟が福島への入口になるのですから。