本当なら今ごろ私はどうしていたのだろうか。
ときどきふと思います。
48歳で航空会社を退職してはや14年。
今や62歳でございますが、私が辞めると言ったときに職場の皆が「鳥さんなら絶対定年までいると思ってた。」と言ってくれました。
飛行機が好きなのは皆知ってましたからね。
いろいろ悩みはありましたけど、別に辞めるほどの事でもなく、残った同僚もその後なんだかんだありましたけど定年まで勤めたり、定年目前だったりしていますから。
じゃあ、定年まで航空会社に勤めたらその後どうしようかと思っていたかというと、30代のころから私は駅に住もうと思っていたのです。
そう、田舎の駅に住んで、毎日列車を眺める生活をしようと思ってました。
田舎の駅の駅長さんに憧れていたのであります。
鉄道会社の職員とかいう話じゃないですよ。
そのころから駅舎を利用してお店をやったりする人がいましたから、私も定年になったらそういう生活をしたいな。
そう思っていたのです。
何しろ、東京生まれで東京育ちの私にとっては、田舎のローカル鉄道の駅って憧れの対象でしたからね。
でもって、もちろん準備をしてましたよ。
世の中には夢ばかり語って、何も行動に移せない人間がたくさんいますけど、私はそうじゃない。
では何を準備していたかというと、もちろん住もうと思う駅をです。
古くからこのブログの読者の皆様でしたらもちろんご存じだとは思いますが、私は駅を所有しているのです。
正確に言うと駅の土地を所有している。
将来そこに家を建てて住もうと思って若いころに土地を買っておいたのです。
場所はどこかというと、北海道の釧網本線の茅沼駅。
私が必死になって釧網本線を残そうと頑張って活動しているのは、鉄道が廃止になってしまったら駅じゃなくなるからで、そうなると私の土地の価値もなくなる。
だから、一生懸命YAHOOニュースを書いたりして釧網本線を守ろうと努力をしているのであります。
私の駅、私の土地、私の動輪。
仲良しの矢野直美さんとツーショット。
後ろに列車が見えるでしょう。
ホームのすぐ横が私の土地。
だから私の駅なのです。
ではなぜこの駅の土地を買ったのかというと、それは丹頂鶴が来る駅だから。
日本で唯一丹頂鶴が来る駅。
それが私の駅なのです。
どうだ、すごいだろう。
この土地を買おうと思ったときにはまだLCCなんてものはありませんでしたが、航空会社に勤務している人間としては、釧路へ行くということはタクシーで銀座から浅草へ行くような感覚ですから、決して遠い所ではありません。
事実、子供が小さいときは家族で遊びに行って、地元の人と仲良くしてもらったりしましたから、そうやって移住する準備をしていたのであります。
その後、50を前に私は会社を辞めてしまい、駅どころか線路も手に入れて、車両も手に入れて、好き勝手をやらせていただきながら、きちんと結果を出してローカル鉄道の再生と地域の活性化を成し遂げているわけですが、成し遂げていないのは駅に住むということなのでありまして、早くしないと人生終わってしまいそうですから、トキめき鉄道のどこかの駅に引っ越そうかなあと、今、真剣に考えているのであります。
ということで、都会にお住いの皆様方の中には、駅に住んでみたいと思っている方、いらっしゃるのではないでしょうか。
そういう皆様方へ、朗報です。
トキめき鉄道の駅に住みたいという方、個人的にお知らせください。
家賃はお安くしておきますよ。
私の場合は、どこに住んでも仕事はできると考えていたのです。
何しろ通信販売の会社をやっていますから、北国の駅から商品が届くって、それだけで魅力的でしょう。
今はさらに時代が進みましたから、職種によっては仕事などどこにいてもできる時代になりました。
トキめき鉄道の駅舎は旧国鉄の本線の駅舎ですから、建物は古いけど味はありますよ。
ということで、ご希望の方がいらっしゃいましたら、オンラインサロンの方にでもお知らせください。
オンラインサロンは双方向型で対応しておりますので。
有料サイトですが、駅に住もうと思っている方でしたら、ケチケチしててもしょうがないでしょう。
早い者勝ちですよ。
https://lounge.dmm.com/detail/3777/index/
家賃も個人的にネゴしましょうか。
会社には規定はありませんから、私が独断と偏見で決めてしまいましょう。
ただし、家族会議だけはしっかりと決めてきてくださいね。
私が北の大地の駅を購入して、将来そこに住むと決めたときに、うちのカミさんはニコニコ笑っているだけでしたが、あの笑いは絶対に「私は行きませんからね。」という意味だったのだろうなあ。
何せ、新潟に来て4度目の冬。
1度たりとも来ませんからね。
友達の奥様の大女優さんは単身赴任の旦那のお世話に足しげく富山県の氷見市に通っているというのに。
だから、本当だったらじゃなくて、どちらにしても、今ごろはチョンガ―生活だったのであります。
よし! 来週、茅沼へ行くぞ!
MYドーリンに会いに!
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