あれから53年。

キミマロのあれから40年ではありませんが、あれから53年です。

北陸本線の浦本-直江津間の線路が複線電化で切り換えられたのが今から53年前の1969年の今日、9月29日。

国の輸送力増強の旗印の下、それまでの海岸線回りの単線非電化から、複線電化されました。

そんな記念日でもあるので、今日はトンネルの中の駅、筒石へ出かけてみました。

都会の皆様方にとって、地下の駅などは全然珍しくありませんよね。
地下鉄がふつうに走っていますから。

私も東京育ちですからふるさとの駅は地下鉄の駅です。

そんな私から見ても筒石はなかなかどうして面白い。

まず、地下に川が流れている。
ゴーゴーという水の流れがトンネル内に響き渡っていて、これぞ地底の駅。
湧き水がたくさん流れていて、不思議な世界です。

そして、何がすごいかって、平日はたいてい誰もいない。
この空間に誰もいないのです。

もちろん駅構内には監視カメラがそこかしこに備えられていて、防犯装置も各所にありますから全部筒抜けなんですけど、この空間に誰もいないというのが、何とも言えない非日常感なのであります。

ということで今日は雲一つないお天気でしたので、53年前の今日開業した地底駅、筒石に行ってきました。

私が着任して3年ですから、ちょうど50年前だったんですよね。

早いもので53年です。

皆様もどうぞ筒石駅を訪ねてみてはいかがでしょうか。

そしてもう一つ。
今日は先週末に北海道の室蘭本線で運転された観光列車について、YAHOOニュースを書きました。

北海道 室蘭本線に見る JRと地域連携のあるべき姿

こちらは50年どころか、その倍以上の130周年です。

よろしければご一読ください。