雅治くんの町ではないですけど、何十年ぶりに降り立って、「前に来たときはここから『あさかぜ』に乗って帰ったんだ。」などと懐かしく思いました。
帰り際、券売機の前で指定券を受け取ろうとしましたが、携帯番号の下4桁を入れても「ご予約がありません。」
おかしいなあ。
とりあえず、予約がないのだからと、ふつうに切符を買いました。
この会社のアプリがスマホに入っていなかったものですから、車内に入ってパソコンを広げWifiをつなげて調べてみたんです。
そうしたら・・・
ガ~~~ン!!
私が予約したのは19日の列車だった。
そう、昨日だったのです。
最近この手のミスをよくやるようになりまして、つまり思い込みというヤツ。
ジジイになると皆さん自分勝手に思い込んで、突然怒りだしたりする。
それね。
あ~~あ、俺もそうなって来たか。
という感じ。
そして、表示された文言をよく読むと、
「たとえ切符を受け取らなかったとしても、クレジットカードで決済されているので購入されたものとみなして払戻しはありません。」
てなことが書いてある。
購入されたものとみなすのなら乗車券部分ぐらいは払い戻したっていいだろう。
こちらはネット特有の割引切符や企画乗車券を買ったわけではないのだから。
ということで、自分の思い込みちがいで突然怒り出すジジイと化していったのであります。
乗り継ぎポイント。
さて、長旅の列車がやって来た。
乗ってないねえ。
自由席は知らんけど。
でもってスマホを充電しようと思ったけどコンセントがない。
Wifiも通じない。
通じないというよりも最初から装備がないらしい。
子供のころの記憶で恐縮ですが、ジジイが子供のころは特急列車は「特別急行」と言いまして、速く走って目的地まで早く着くのは急行列車。
特急はその上を行く特別な列車。
では何が特別かと言うと、車両設備やサービスが特別な列車。だから、普通の急行列車とは一線を画していて、とにかく特別な急行列車だったのです。
ふつうの急行列車とは所要時間がたいして変わらなくても、きちんと特急料金は頂く。
その代わり、設備やサービスは良い。
当時としては冷房やゆったりした座席が普通の急行列車とは違っていて、普通の急行列車は目的地まで早く到着すれば車両は各駅停車の車両でも急行料金を取っていたけど、特急列車は各駅停車の車両を使って特急料金を取るなんてことはあり得ない。
ジジイ的にはそういうことだと思っているわけで、今でも運賃と料金の組み立て方は当時と同じだから、速度はもちろん設備やサービスは当然上等なものと思い込んでいる。
「この列車は車内販売は乗車しておりませんのでご了承ください。」
Wifiは使えない、電源はない。
おまけにこれ。
自動販売機の営業は終了いたしました。
なにこれ?
この列車ってこの会社の看板列車じゃなかったっけ?
なんかどうでも良いのね的な、寒い風が吹いている。
でも、しっかり特急料金だけは頂きますよ。
だってあなたが乗っているのは特急列車ですから。
もちろん私は乗り継ぎの時に自衛で買ってますよ。
ていうか、自衛しないといけない列車なのね。
看板列車が。
お客様を空腹にさせてはいけないというのがサービス業の基本です。
なぜなら腹が減ると人間はイライラするから。
見事にお客様をイライラさせるのが得意と見た。
この点は反面教師として見習わせていただこう。
これから新幹線になるから、残りの寿命もそう長くはない。
だから新しい設備投資はできないし。
まして赤字になっちゃった。
そんな感じなんでしょうね。
でもね、これじゃあ新幹線になるときまで、お客様残らないんじゃないかな。
乗っていただかなくて結構ですというスタイルだからね。
この電車、元は「雷鳥」でしょう。
でもね、だいたい「雷鳥」って「サンダーバード」じゃないし。
雷=サンダー
鳥=バード
きっと、その程度のお馬鹿な幹部がいて、「おい、サンダーバードで行こう!」
とか言ったのかもしれないけど、優秀な部下たちが「恥ずかしい。そんなことも知らんのか。」と思いながらも、訂正することができずにそうなっちゃった。
と勝手に想像するけど。
緑色の2号のかまぼこ型の倉庫から4号が出てくるやつね。
あれ見て育った年代のお馬鹿な幹部がいたんだろうね。
きっと。
小松たもんだね、松任な組織とは思えない。
でも、良いことがありました。
それは、運転士さんのブレーキ操作が見事なこと。
高速で駅に突っ込んで、ほとんど衝撃もなく見ごとに止める。
いつも思うけどこの電車の運転士さん皆さんお見事。
楽しんだろうね。
この電車に乗務するの。
こういう現場の人たちに支えられているのでしょう。
シーンとしたホームに到着して、本日はここまで。
前回、雅治くんの町へ行った時は「あさかぜ」だったけど、今回はここで足止め。
帰れない。
焼けのやんパチ、日焼けのなすびなのであります。
あくまでも個人的な感想ですから、反論はお受けいたしませんので悪しからずご了承ください。
(ご了承ください、の部分だけ真似てみた。)
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