冷蔵庫の要らない町

今日は私のふるさと板橋区を訪問しました。

我が母校、板橋第一中学校で「ようこそ先輩」の授業です。

職業に対する考え方や将来の夢を自分の経験を交えて生徒たちに話をして欲しい。
校長先生からそう頼まれまして、私の同級生で今でも板橋で地域活動を熱心に行っている友人が窓口になってくれました。

3年ぐらい前にも同じようなお話をした経験がありますが、中学生ですから3年経てば皆さん入れ替わってしまいますからね。

ほぼ当時のままの校舎に入らせていただいて、懐かしかったです。

ところで、板橋区では小中一貫という考え方から、中学生は7年生から9年生まで。

昔のドラマ「3年B組・金八先生」は今なら「9年B組」となるのですね。

生徒たちの前で講義といってもオミクロン蔓延の時期ですから私は視聴覚室のようなところでカメラの前で話をして、生徒さんたちは教室でモニターを見ながらという授業形式。

コロナの影響で中学校でも急速にこういう設備が出来上がっているようです。

もっとも、先生方のお話しでは、生徒の中に感染者が出るとか濃厚接触者が出るなんてことは、今は特別なことでもなく、それほど大騒ぎにもならないようで、そういう話を聞くと田舎と都会の考え方の差を感じますね。

この講義は去年の秋から依頼されていたものですが、オミクロンの急拡大があるものですから延期やZOOMなどの方法はないのですか?とお尋ねしましたが、学校の方から通常通りやりますのでいらしていただけませんか?という話でしたので、お邪魔したのですが、もう、何でもかんでも中止、延期、ということではないようですね。
私は病院の定期通院で千葉の自宅へ戻っておりましたので、その帰り道に寄らせていただいたのですが、学校の対応に従って進めさせていただくことで、いろいろ勉強させていただきました。

2時間ほど学校にお邪魔してお話をさせていただいた後は商店街歩き。
ハッピーロード大山と呼ばれるこの商店街が私のふるさとです。

ここは冷蔵庫が要らない町。
今の田舎の生活では考えられませんが、その日の食べ物をサッと買える町はうらやましいですね。
もちろんこういう時期ですからどこのお店にも寄りませんし入りませんでしたが、300円ぐらいでたくさん売られている店先のお総菜は魅力的ですね。

今、商店街の事務局で友人が頑張っていますので、彼を訪ねて久しぶりに話を聞きました。
以前はいすみ市と大山をつないで地域産品などの販売をしていただきましたが、今は糸魚川市といろいろやっているようです。
だったら上越市とやりませんか?
目指すは板橋区の学校給食に上越市の野菜や肉類を届けましょう。

そんな話も私と友人となら意外と簡単に実現できるかもしれません。

上越市役所の担当の方に明日にでも連絡しないと。

と、久しぶりの再会もあっという間に時間切れ。

というのも6時の新幹線に乗らなければなりませんので、早々に失礼させていただきました。

わがふるさと大山駅は90周年記念とのことです。

生徒たちに見せた写真の中で校長先生が一番驚かれたのがこの新旧写真でした。

何しろ50年も前から写真を撮っているものですから。

こちらの写真の方がもっと古いのですが。
白黒ですが電車の色を見ればわかりますよね。

久しぶりのふるさと訪問でしたが、駆け足の1日でした。

良いチャンスをくれた校長先生と友人に感謝いたします。