福島民報の取材

先日、私のところへ会津大学短期大学部の高橋桃子さんと、竹田奈々子さんという2人の学生さんが訪ねてきて、トキめき鉄道のいろいろな取り組みを取材していただきました。

私は東京生まれの東京育ちですが、私の中には福島の血が半分流れていまして、母方の祖父母の出が福島の飯坂と土湯なものですから、多分明治の終わりごろにおじいちゃん、おばあちゃんが福島から東京に出てきたのでしょう。

どうも、「福島」と聞くと血が騒ぐ傾向にありまして、まして只見線を使って地域活性化をしようという研究をしている会津の大学生が取材したいというお仕事を福島民報さんから頂いたものですから、一生懸命対応させていただきました。

そうしたら、今日、その記事が掲載された福島民報が直江津に送られてきました。

10月2日、3日の2日間にわたって掲載していただいたようです。

新潟県と福島県というのも昔から深いつながりがありまして、只見線は新潟県と福島県を結んで走っていますし、新潟県内の磐越西線の一部地域は、実は昔は会津藩だったという地域ですから、新潟にいても只見線や福島県のことは他人事とは思えないのであります。

来年はいよいよ只見線の災害不通区間が運転再開するようですね。
只見線は面白くなりますよ。

なにしろ、2011年の水害で大きな被害を受けるまでは、ローカル線というのは地域の足としての使い方がほとんどでしたが、今は観光資源として十分に認知されています。
そして、分断されていたものがまた繋がるのですから、これは面白いことになります。

なぜなら、観光というのは回遊できるところが賑わうのですからね。

只見線が長い眠りから覚めた時には、世の中が変わっている。

だから私はとても楽しみなのです。

私の友人で毎日毎日只見線を撮影している郷土写真家の星賢孝さんという方がいますが、四季折々のこんな素晴らしい写真を地元ならではの視点で記録し続けていたら、知り合った頃はふつうの田舎のおじさんだった星さんが、今や「世界の星賢孝」と言われる人物になって、台湾や東南アジアで写真展が開かれるほど有名になりました。

これが只見線の可能性で、だから面白くなりそうなんです。

映画も作っちゃったんですから。
実に面白い。

霧幻鉄道(日本語版)

霧幻鉄道(台湾語版)

福島の皆さん、一緒に頑張りましょう。

取材にいらしていただいた高橋さん、竹田さん、ありがとうございました。
福島民報さん、ありがとうございました。