この間若い人と話をしていたら、東京での一人暮らしは大変だと言います。
何が大変かというと、会社でちょっと遅くまで仕事をしていると夕ご飯を食べそびれるらしい。
今まではお酒を飲む飲まないにかかわらず、定食屋さんや中華屋さんにちょっと寄って夕飯を済ませることができていましたが、最近はお店が全部閉まっちゃう。
牛丼屋さんもお店を閉めちゃって、テイクアウトの窓口だけ開いているらしい。
らしいというのは、私はもう数か月も夜の東京の街を知りませんから、刻々と変わっていく状況をつかめきれないのです。
そんな話を聞いてから、「そういえば何となく変だぞ。」と気が付いたことがあります。
それは何かというと、こちらでもスーパーマーケットのお総菜売り場に半額シールを貼られた商品が出なくなってきているということ。
思い出してみれば6月ぐらいまでは会社の帰りに半額セール品を買ってきて、自宅でプハ~! とビールを飲んでいたのですけど、最近では半額シールがない。
あってもせいぜい2割引きというところです。
やはり私はここ数か月千葉の自宅近くのスーパーのセール品を探しに行ってはいませんので、千葉ではどうなっているのかはわかりませんが、これってつまり今までの時間帯、そうですね、夕方6時過ぎから7時ごろには割引シールが半額に変わっていた時間帯にセールをしなくなったということでしょう。
セールをしなくてもまだまだ売れるとお店の側が判断しているのだと思います。
私が住んでいる新潟県上越市は意外に単身赴任の男性が多いようで、スーツ姿でいかにも会社の帰りといった風体の男性をスーパーでよく見かけますが、そういう人たちはきっと週に何回は外食していたのでしょう。それがなくなってきているので遅い時間帯になってもお総菜が売れると店長さんが判断しているのかもしれません。
何がどの時間帯に売れるなんて販売管理はお手の物でしょうから、そういう動きを敏感に察知して、「とりあえずまだシールは貼らない」という作戦に出ているのかもしれません。
まぁ、安売りしなくても物が売れるということは良いことですし、安売りしてなければ余計なものは買わないだけですから私にとってはあまり関係ないといえばそれまでなんですが、ここ数日、ふとそんなことを発見したのであります。
6月の戦利品。
半額の時は高級品を狙っていた私でありますが、そういえば最近高級品そのものを見かけないような。
こちらはおととい。
このぐらいの価格だと2割引きでもうれしくありませんが、夜7時でこんなものしかないのです。
つまり、オカズ関係が売れてるんですよ。
なんだかんだで。
その分飲食店の売り上げが下がっているのでしょうが、スーパーの店長さんは世の中の動きに敏感だということに気が付きました。
また一つ、スーパーマーケットから勉強させていただきました。
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