また一人、夢をかなえる人が。

トキめき鉄道ではラッピング電車を走らせています。
今まではいわゆる広告電車として地元企業さんにご協力いただいておりましたが、今回新しく全く別のラッピング電車が走ります。

それがこれです。

名付けて令和版クハ68とクモハ54。
50年前の国鉄時代の新潟色の旧型国電の再現です。

私の知り合いの会社の社長さんが、「鳥塚さんがトキ鉄の社長になったんだから、応援しないといけないね。」と兼ねてからおっしゃられていて、まぁ、そういう話は2年も前から飲み会の席で出ていたわけですが、その飲み会の席でナンチャラ言っているだけでは終わりにしないのが筋金入りの鉄の魂でしょう。

私もお会いするたびに営業的にプッシュしてきたわけですが、その時に「俺はどうしても金太郎電車を走らせたい!」と。
「旧国ですか? クハ68?」
「そう、そう。あの色が良いんですよ。」
「やりましょうよ。」
「本当にできるの?」
「何でもやります。」

ということで、今回の企画となりました。

もちろん企業がお金を出すからには曲がりなりにも会社名を入れなければ広告宣伝費で経費計上することはできませんから、会社の名前は入りますが、基本的にはこの塗分けの電車がド~ンと登場することになるのです。

「私はね、若い人たちにこういう電車を写真に撮ってもらいたいんですよ。」

これがその経営者様の口癖。

自分にできることをやっていくことで、鉄道趣味を後世につなげていきたい。
昨今評判の悪い「撮り鉄」ですが、私も彼も、きちんとした鉄道趣味の在り方を教えていくことで、鉄道趣味を次の世代につなげていくことが、半世紀以上鉄道を楽しませてもらった人間としての務めだと考えているのです。


▲スポンサーになっていただいた友人の経営者様後ろ姿。


▲車両調査の様子。

この金太郎塗りの新潟色電車は8月18日、運転開始予定です。

413・455と並んだら面白くなりますよ。

どうぞご期待ください。