日々状況が変わっていきますね。

どこで感染者が出たとか、学校が休校になるとか、イベントが中止になるとか、新型コロナ関係で全国各地から散発的に様々な情報が出てきています。
そこにネット情報が加わって、何が正しいのかわからない人もたくさんいるのではないでしょうか。

困ったものですね。

でも、確実に広がっていることは確かでしょう。
潜伏期間が長いことを考えると、1週間後にはさらに患者が出るでしょうね。
これがパンデミックになって行くということですから、今できることはどこまでの範囲で食い止めるかということになります。
学校の休校やイベントの中止はそのためのもので、今、躍起になっているのは広がることを食い止めることですから、当面パッチワーク的にならざるを得ない。
それをつかまえて「何やってるんだ!」と批判したところで何も解決になりません。
何しろ、全世界的に見て、人類始まって以来の新しい病原菌が蔓延していくという経験をしているのですから。
そして、その病原菌に罹患した時の治療法が確立していないのですから、今やらなければならないのはかからないようにすることで、だとするとイベントの中止もやむなしと言ったところでしょう。

イベントを開催する場合はマスクとアルコール消毒を完備してという話ですが、そのマスクも消毒用のアルコールもないのですからね。

あとは、暖かくなって収束に向かうのか、それともそうならないのか。
来週から3月に入りますが、その傾向を見極める必要がありますから、今から4月5月のイベントまで中止宣言をする必要もないと思いますし、いろいろ準備もあるでしょうから中止宣言を出すにしてもせいぜい2週間ぐらい先までで、あとは様子を見ながら1週間ごとに判断していくのが妥当だと私は思います。

今日から列車の車内や駅にも表示を出しました。

ワンマン列車ではこれだけ長い文章を運転士が運転中にマイクでアナウンスすることは無理がありますので、駅や車内に掲示して、車掌が乗務する列車ではアナウンスをしています。

こちらでは都会に比べると列車も空いていますし、駅構内の混雑度も比較になりませんが、いざパンデミックになるとしたらそんなことは関係なくなるでしょうから、車内の消毒等も含めて、考えられる対策は取るべきだと思います。
ただしその消毒液が手に入らないのですから、なんだか野戦病院のような気がしてきます。

おそらく全国すべての交通機関が同じような状況だと思いますが、私たちは粛々といつも通りに列車の運行をしていくことに専念するように今日の社内会議でも申し上げました。
それが交通機関としての使命ですから。
目に見えないものに対する恐怖は誰にでもあると思いますが、魑魅魍魎のように恐れおののく必要はないのです。

そんな列車内や駅構内ですが、それでも、ちょっとだけ和むところがあります。

スタッフ手作りの卒業おめでとうメッセージです。

車内の中吊り広告はなんだかへたくそな手書きのメッセージ。
でも、これが良いんですよね。
3年間ご利用いただいた生徒さんたちに、これからも頑張ってくださいという少しだけ人生の先輩たちからのメッセージです。

今回の騒動もそうですが、これから先の人生には色々なことがあるでしょう。

でも、大切なのは、そういう時でもいちいち大騒ぎせずに、当たり前のことを当たり前にやっていくことではないでしょうか。

少なくとも、私たち交通機関に勤める人間は、毎日きちんとお客様の安心と安全を乗せて走ることが仕事なのであります。
細心の注意を払って。

みなさん明日もがんばりましょう。

※3月20日運転の第3回夜行列車は予定通り発売しますのでご希望の方はお申し込みのご準備をお願いいたします。