地域鉄道フォーラム2021 「観光と鉄道」

今日はトキめき鉄道が会員になっている一般社団法人交通環境整備ネットワークが主催する年に一度の地域鉄道フォーラムが、「観光と鉄道」というテーマで開催されました。

例年でしたら墨田区東向島駅に隣接する東武博物館で開催されるのですが、去年は中止。今年も緊急事態宣言の延長で開催が危ぶまれたのですが、関係者のご努力によりオンラインという形で開催されました。

私もパネリストの一人としてトークセッションに参加させていただき、コロナ前までのトキめき鉄道、そしてコロナでどう変わったのか、それにどうやって対処してきたのか、そしてこれからの観光についてどういうビジョンを持って取り組んでいくのかというようなお話をさせていただきました。

トークセッションのコーディネーターをしていただきました矢ヶ崎先生とは旧知の仲ですが、先生がいつもおっしゃられるのは鉄道がなくなるとどういうことになるのかということ。
鉄道がなくなった町の人たちは、鉄道がある町に対して常に劣等感を抱くようになる。それがひいては地域の衰退につながっていく。

実は矢ヶ崎先生は北海道羽幌町のご出身。
高校生の時に通学で羽幌線を利用していたそうですが、自分の町から鉄道が消えて、それがボディーブローのように長年にわたって徐々に徐々に効いてくるという経験をされていらっしゃいます。
先生は鉄道ファンではないそうですが、鉄道というのは絶対に廃止にしちゃだめだというのが持論です。

今回は「観光と鉄道」というテーマでしたが、このフォーラムに国交省の方々がご挨拶、ご講演でご自身の考えを語られています。
なかなか、貴重なご意見だと思いますので、ご興味のある方はリンクが切れる前にぜひ一度ご覧いただければと思います。

国交省鉄道局鉄道事業課長の木村大さんと、観光庁観光戦略課長の片山敏宏さんのお二人です。

https://ecotran.or.jp/act/210612/210612_pre.html

交通環境整備ネットワークの関係者の皆様、本日はどうもありがとうございました。