厳冬の東北行脚の旅

昨日から始まりました2月の東北行脚の旅。

今日は胎内市の黒川中学校にお邪魔しました。

今、修学旅行が中止になる学校がとても多いのですが、ここ黒川中学校はいつもなら東京へ行く修学旅行のコースを変更してトキめき鉄道の雪月花に乗っていただけることになりましたので、今日は校長先生にご挨拶と生徒さんたちの前で1時間お話をさせていただきました。

雪月花に乗るのを相当楽しみにされているようで、目がキラキラ輝いていました。

黒川中学校終了後、特急「いなほ」に乗りまして秋田を目指します。


今日はピンクの電車がやってきました。

実は、「いなほ」という特急は昭和の時代から走り続ける伝統の列車で、その昔は上野から羽越本線経由で秋田へ行く特急列車でした。
今は新潟から新幹線接続で秋田を目指す列車になっていますが、ご多分に漏れず利用者が低迷していて悩ましい限りです。

でも、そんな「いなほ」ですが、実はグリーン車がなかなかどうして立派でして、せっかく3時間以上「いなほ」に乗るのだからと今日はそのグリーン車を奮発して乗車しました。

お客様は私ともう一人だけ。
普通車も似たような状況でしたが、グリーン車は奮発しただけあって、なかなか快適な旅でした。
ただ、残念なのはそのグリーン車のトイレ設備が故障しているとかで閉鎖されていたこと。
揺れる車内を1号車から3号車の後ろ側のトイレまで50m以上歩かなければならないのですが、そういう所が今のJRのこの列車に対する力の入れようがわかるというもの。まぁ、新幹線以外はお金も時間もかけたくないのでしょうけど、大河というものはたくさんの支流があって成り立っているということぐらい、民間の会社ならわかりそうなものだと思いますが。

それでも「いなほ」は雪と風の中を走り続けてほぼ定刻に秋田に到着。

秋田は新潟よりもはるかに寒いところです。

ここまでくると見かけない車両がいろいろ走っていますが、キハ40もあと20日を切りましたね。
この車両も随分頑張りましたが、いよいよ思い出の仲間入りです。

それにしても、今日の秋田はホテルがなかなか取れませんでした。
この時期なら7~8000円で泊まれるはずなのに今夜のお部屋は12000円。

??? と思っていましたら、到着してわかりました。

ホテルのロビーには試験会場までのバスの案内が。

明日は大学の試験日なのです。

けっこう雪が降っていますから大丈夫かなあ。

受験生の皆さん、頑張ってください。