「直」が入りました。

28日のお披露目式に向けて今日は「直」が入りました。

わかりますか?
「直」

ナンバープレートの下に「直」。

これは区名札と呼ばれるもので、機関車の所属する機関区の名前です。
今は運転所とかセンターとか、それぞれの呼び方がありますが、国鉄時代は機関車が所属する基地を機関区、電車が所属する基地を電車区と呼んでいて、直江津は機関区でした。
その区名札が基本的にはどの機関車にも付けられていて、どこの所属かわかるようになっていたのです。

ですからこのD51827は「直」。
直江津所属の機関車ということで、本日、この「直」という区名札を取り付けたのであります。

こういうことをきちんとやらないと、画竜点睛を欠くとか、仏作って魂入れずということになるのでありますが、私にとっては当然ですが、会社の中にわかる人が何人いるかなあ。
予算は限られていますが、お金があるとかないとかは私の場合はあまり問題ではありません。
そりゃ、あるに越したことはありませんが、なくてもきちんとやるのです。
まぁ、理解する人がどれだけいるかということではありますが、結局、文化ですからね。わからない人にはわからないのですが、やる側はきちんとやらないと笑われるのです。

ちなみに札を指すところが2つありますが、1つは区名札。そしてもう一つは機関車の運用を示す札を入れていましたが、昭和40年代に入るころからほとんどの蒸気機関車に運用札を入れなくなりましたので、区名札はどちらに入れてもよかったようです。
いずれにしてもこの機関車には運用はありませんからね。
入換機でもないし。

一応、時代考証的には昭和47年から昭和52年ごろ。
SLブーム真っただ中から蒸機終焉後数年を経過した時代を考えております。
つまり、私の青春時代であります。

レールパークを作って地域の子供たちにD51を見に来てもらって、体験してもらうことが大きな目的ではありますが、仕事としては子供の遊びではありません。
まぁ、私と春田さんがやるのですから大丈夫ですので、蒸気機関車に一家言お持ちの方もご安心くださいませ。

こんなスティッカーもできました。

28日はお披露目会。
抽選に当たった皆様、どうぞお楽しみに。

抽選に当たらなかった皆様へは、第2、第3の見学会を企画していますのでもうしばらくお待ちください。