回転寿司屋のタッチパネル

いすみ大多喜に行かなくなって1年以上が経過しましたが、最近は当時は行かなかったお店によく行くようになりました。

その一つが回転寿司屋。

逆説的に言うと、新鮮な魚を出す回らないお寿司屋さんが当たり前だったのが房総半島で、昨今のサンデー毎日の身としては回らないお寿司屋さんにはおいそれと行かれないものですから、回るお寿司屋さんを専門に徘徊するおじさんとなっているのでありますが、最近少々困ったことがあるのです。

それが本日の表題のタッチパネル。

注文をタッチパネルでするのでありますが、まあ、それも昨日今日始まったばかりではないとは思うのですが、最近はどこへ行っても同じようにタッチパネルのタブレットを固定してある。

タブレット何だから手に取って操作できれば良いと思うのですが、どのチェーン店へ行っても固定してあるのです。

これです。

お年寄りのご夫婦などは、このタブレットの操作が得意そうじゃない人もいらっしゃるようで、お店に入ってタブレットだと、最初から操作するつもりはなく、回ってくるお寿司だけを黙々と食べている。そしてそそくさと出ていく姿をときどき見かけますが、実にお気の毒です。
でも、私の年齢だとたいていは使いこなせるわけで、逆に板さんや店員さんと口を利かなくても良いのはある意味ありがたいのですが、そういうことではなくて、問題なのはタブレットが固定されている位置。

この位置ね。
座席に座って手が届く位置なんですが、見あげる位置にある。

若い人たちは気にならないかもしれませんが、ローガンのじいさんばあさんとしては、見あげる位置に書いてある文字は読めないのです。
首も疲れるし。

私の場合はまじめに勉強して来なかったので若いころは視力が落ちなかった。
そういう人間が40過ぎてローガンになって来て、つまりメガネをかけるという人生が人より短く、今でも鬱陶しい。
同じじいさんでも、勉強熱心な人は若いころから近眼になってメガネをかけてきていますから、そういう人はメガネにも慣れているしローガンでもないでしょう。
上に書いてある字も難なく読めるかもしれませんが、ローガンはそうはいきません。

つまり、ローガン鏡というのは下に書いてある文字を読むようになっていますから、目の高さより上に書いてある文字は読めないわけで、どうするかというと片手でメガネの位置をずらしながら、もう片手でタブレットを操作する。

それでやっと何が書いてあるか読めるんですけど、正直申し上げてはっきり見えない時もあるわけで、そういう時に便利なのがタッチパネルの注文商品に写真が出ていること。
でも、もともとよく見えませんから好物の光物も、あじ・さば・さんま・いわしなどの違いがよくわからない。文字数が2文字か3文字かで判断してもあじとさば、さんまといわしがわからない。
その上、炙りだとかおろしだとかの冠が付くともうどうにでもなれ的「えい、や~」になるわけです。

でもって、一度に全部1つずつ頼めば問題ないのでしょうが、さんまだと思っていわしが来る。
しばらくして今度こそさんまだと思って、またいわしが来たりする。

ついつい余計に頼みすぎてしまうのです。

ローガン同志の皆様方、どうされていますでしょうか。

せめてタブレットが取り外しができて、手元に置いて操作できるようになれば、ほとんどすべての問題は解決するのですが。

お皿5枚でルーレットが回るなんてことはどうでも良いのであります。