京アニの話ではありません。
芸能界の話です。
昨今のテレビはジャニーズと吉本で成り立っている。
知人のテレビマンがいつも言う言葉ですが、そのジャニーズと吉本にケチがついている。
ジャニーズはよりによって初七日が済むのを待っていたかのようにお国から目を付けられた。
吉本は反社会的勢力と関係を持っていた芸人の問題。
問題が発覚してから後の会社の対応がどちらもしどろもどろ。
はっきりしない。
そして、両方に共通するのが、「会社に逆らったら、お前ら生きて行かれないよ。」という構図。
だいたい芸能とか興業の類というのは、昔からヤクザが仕切っていると決まっているわけで、それがここ数年、いや10数年の浄化作戦で「きれいに」なってきたとはいえ、根底ではやったりあるわけでしょう。
昔は当たり前だったことが、今ではダメになっていることって結構ありますけど、ときどき昔の感覚で禁止されていることをやってしまうお馬鹿さんはどこにでもいる話。
お馬鹿さんだから、発覚してもなかなか罪の意識がないのも事実でしょうから、しかるべき社会的制裁が待っているのは仕方がないとはいえ、所属している会社が知らん顔はよくありませんよね。
だって、火が点いているのを消さなければなりませんから。
でもどちらも「コメントできません」からスタート。
会社としてわかっていないようですね。
社長にとってみたら自分の会社の所属する社員ですから、当然社長の方が偉いと思っている。
でも、情報発信力としては会社の社長よりも、所属する芸能人一人一人の方がはるかに大きいということを社長がわかっていないんです。
お前なんか首だとか、引退しろと言われてしまえば、彼らは捨身になりますから、会社が禁止しているにもかかわらず記者会見を開く。
涙の記者会見を開かれてしまえば、ファンは黙っていないし、社長はひどい奴だということになる。
その段階になって、やっと出てきて、「そういう認識じゃなかった。」とか言っても後の祭りです。
つまり、火が燃え広がっちゃってるから、消せないのね。
ジャニーズの方は何とか燃え広がる手前で止まってくすぶっているようですけど、何も解決していないのは同じ。
どちらもみんなわかっていることかもしれませんが、「やっぱりそうだったか。」という話になった時には、できるだけ早い時期に消火しないと、泥沼にはまり込んでいくことになるでしょう。
偉くなればなるほど、会社が大きくなればなるほど、謝罪が下手なのは日本の特徴なのかもしれませんね。
私の友人の石渡嶺司さんが、YAHOOニュースで面白いことを書かれています。
謝罪できるエリート、できないエリートの違いは?~丸山議員、カネカ、日清食品の事例から
ご興味のある方は是非ご一読ください。
皆さん、初期消火は大事ですよ。
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