リーダーの条件

世の中には優秀な人がたくさんいます。

頭が良くて、勉強ができて、一流大学を出て、誰もが名前を知っている会社で働いている。
そういう人はゴマンといます。

でも、そういう人が必ずしもリーダーになれるとは限りません。
会社の社長もリーダーだし、政治家もリーダーだし、オピニオンリーダーという人たちもいます。

何が違うのでしょうか。

本当なら自分がリーダーになるべき人間なんだ。

そう思っているけどなれない人がたくさんいると思います。

それなりに努力もしているでしょうし勉強もしている。
でも、どうして自分じゃないのか。
勉強していたり、知識があるばっかりに、「俺の方が知識があって物事をよく知っている。」的な考えで、「あいつは間違ってる。」と思っているかもしれないけれど、その自分自身が正しいと思っているオピニオンを誰も聞いてくれない。支持されない。
どうしてなんだ?

そう思っている人も多く居ると思います。

不思議ですよね。
自分の方が優秀で、知識も豊富だと自負しているのに、その自分にチャンスが回ってこない。
あるいはチャンスが回って来ているのにものにできない。
そのうち、周りの人間はみんな馬鹿ばかりだ。
そんな馬鹿どもはこちらからおことわりだ。

そう捨て台詞をはいてみたり。
ああ、私もそうですね。

いったい何が違うのでしょうか。

そんなことを考えていたら思い出したんです。
サラリーマン時代に会社で教育されたリーダーの条件を。

【リーダーの条件】

1:フェアであること。
誰にも公平で贔屓しないことですね。

2:オープンであること。
いつでも門戸を開いていて、隠しごともしていません。

3:オネストであること。
ウソをつかない。人のことを悪く言わない。正直であること。

4:アプローチャブルであること。
話しかけやすい状態であること。
日本のリーダーって、これがダメですよね。偉そうだもの。
「俺を誰だと思ってるんだ」的なおじさんが多い。

5:よき理解者であること。
自分のことなどどうでも良い。相手に親身になること。
日本人には自分の主張を通して相手を論破しようという人が多い。
聞きかじっただけの間違ったディベートを得意にしてる人たちです。

6:コミュニケーションができること。
「何人たりとも俺に話しかけるな。」的なおじさんいるもんねえ。

私の会社は外資系でしたから、特にアメリカやヨーロッパでは、リーダーってこういう条件が必要なんですよね。
日本のリーダー像とは大違いです。

威厳なんて有ってはいけないし、偉そうに自分の主張ばかりしていては誰も相手にしてくれません。
ただ単に勉強ができて学校の成績が優秀だった人や、優秀なふりをしている人がリーダーになれないのはこういうところがあるからではないでしょうか。

私が会社でこういうことを学んだのはかれこれ30年近く前になりますが、今、日本の世の中はこういう世の中になってきたのではないでしょうか。

先日お会いした柴山文部科学大臣も、威厳など全く感じず、アプローチャブルで、オープンで、コミュニケーションができる人でした。

私が千葉県議会議員に推している橋岡協美さんも、考えてみたら上の1~6の全てを兼ね備えている人だと気がつきました。

選挙ですから当選することが大切なのはもちろんですが、今回、私はそんなことに気づきました。

何に気がついたかというと、このようなリーダーの条件を持っている人には、自然とたくさんの人が寄ってくるということです。
不思議なことに周りに人が集まってくる。
つまり、「求心力」なんですね。

同じように優秀でも、リーダーの条件を持ち合わせていない人との違いはこの「求心力」です。

そして、求心力がある人には、当然たくさんの人たちが集まってきますから、1つのムーブメントが起きるんです。
そうすると、そのムーブメントというのが1+1=2ではなくて、1+1が3にも4にも、あるいは10にもなるんです。

これが本当に不思議なんです。

頭の中で計算している人には絶対に理解できないと思いますが、求心力とはそういうものなのです。

今日は、お隣の酒々井町の小坂町長さんが事務所に激励に来ていただいたそうです。

橋岡さんの求心力に吸い寄せられたわけではないと思いますが、現職でもない、一立候補者に、大臣や自治体の長が激励に来るということは、理屈では判断できない現象ですが、実際に目の前で起きているのですから、つまりはそういうことなのだと思います。

そういう私も橋岡協美さんの求心力に引き付けられた一人なのでしょう。

私は、こういう人に私たちの代表になっていただきたいと考えています。