皆さん、投票に行きましょう。

今日はわが町佐倉市に石破さんがいらっしゃいました。

私は残念ながらお会いすることはできませんでしたが、自民党の選挙応援だったようです。

皆様ご存じのように、私は石破さんとは以前に何度もお会いしておりまして、対談もさせていただきましたので、地元にいらしたのであれば御挨拶したかったんですが、その機会がなくてちょっと残念でした。

昨日は柴山文部科学大臣が千葉県議会議員候補の橋岡協美さんを激励に来てくれました。

なぜ、これだけの大物が自民党から来てくれるかというと、激戦区だからです。

私は第3セクターという組織をやってきましたので、世の中の仕組みをいろいろ知ることができるようになりました。
第3セクターの社長というのは微妙な位置にありますから、現職中は「株式会社とはいえ、お前は公人だろう。」と言われかねませんので、選挙に関しての発言は極力控えてきましたが、今は「公人」ではありませんので(社長時代も公人ではなかったのですが、田舎ではそういわれるのです)、県議会議員に立候補した橋岡協美さんを応援させていただいておりますが、どの政党だとか、どの候補だとかいうのは別として、とにかく皆様方には投票に行っていただきたいと考えます。

1970年代から1980年代にかけて、学生運動の反動からでしょうか、インテリゲンチャの中には「ノンポリ」と呼ばれる人たちがたくさんいました。「ノンポリ」、つまり、政治には関心を示さない人たちで、そういう人たちは投票にも行きませんでした。
「棄権することで意思表示をする。」などと言っていたことを覚えています。

でも、そういう人たちは皆さん60代以上になられていて、今になって「ヤバイヤバイ」と言いながら投票に行っています。
どうしてか?
自分たちの老後が心配だからです。

でも、心配なのはそういう人たちの老後だけではなくて、若い人たちの将来の方がもっと心配です。
だから、若い人たちに投票に行っていただきたいのです。

かつてのノンポリたちが「棄権することで意思表示する。」などと言っていた時代から40年位が経過して、この日本はどうなったか?

全国平均で40%の自治体で、首長と呼ばれる市長、町長さんの選挙が行なわれず、無投票で決まっています。
北海道においては70%の自治体でその自治体の長を選ぶ市長選、町長選が行われないのです。

つまり、候補者が定数内ですから、立候補の受付を締め切った時点で、立候補の意思表示をした人たちが、そのまま当選しているのです。

ということは、どういうことかわかりますか?

選挙が行われないということです。

国民すべてに等しく与えられていると学校で教えられている選挙権というものが、全国の40%、北海道の70%の自治体の住民は行使することができないんです。
選挙権がないのと同じなんです。
投票したくてもできないのですから。

もっと極端な話をすれば、そんな、無投票が3回も続いたら、その自治体は独裁政権と同じなんです。
だって、住民が意思表示するチャンスが12年も無いんですからね。

そして、そういう自治体がどうなっていくか。

それは世界の独裁政治がどうなってきたかということと同じ結末が待っている。

だから、そうならないためにも、今から皆さん投票に行って、しっかり政治に関心を持っているという意思表示をするべきだと私は考えます。

私の地元、佐倉市は県会議員も、市会議員も、市長選も激戦区と言われています。
立候補者にとってはとても厳しい状況ではありますが、民主主義としては実に健全であると私は考えています。

皆さん、選挙権があるうちに投票に行きましょう。

無投票の地域の皆様方は、自分たちには選挙権がないということと同じだということを、もっとよく考えましょう。

この国の明るい未来のために。