全国高校生鉄道模型コンテスト

昨日今日の2日間、お台場の東京ビッグサイトで、毎年恒例の全国高校生鉄道模型コンテストが開催されました。

 

いすみ鉄道が出店するということで、マンパワーを掛けなくて済むように応援に出かけてきました。

 

 

広い会場が大混雑。

去年、おととしよりも人出が多かったような気がしますが、この猛暑で屋内イベントにたくさんのお客様が集まったような気がします。

 

いすみ鉄道のブースです。

こんな小さなスペースですが、予想以上の売り上げを上げることができました。

 

なんと、おとなりは京成さん。

私の仲良しのミスター京成こと吉岡さんがいらっしゃいましたので、

ついつい無駄遣いをしてしまいました。(笑)

 

会場では全国各地から集まった高校生たちが力作を披露していました。

 

釜飯の容器が並んでいるということは、横川がテーマのようです。

 

こちらは飯田線ですね。

一番上の緑のトラス橋には165系が。一番下の黒く見える窓の部分にはリニアが走っていました。

上から順番に過去から未来へ、というのがテーマだそうです。

深いなあ。

 

こちらは見覚えのある駅。そう、箱根湯本です。

奥から登山鉄道が発車していて、それが上部に表現されています。

高低差を上手に表現していますね。

 

こちらは群馬県高崎高校。テーマはわかりますか?

草津温泉の湯畑です。

実際に水が流れていましたよ。

「湯煙までは表現できませんでした。」と製作者の二人。

いや、十分手が込んでいて立派です。

 

こちらは灘高校の作品。

建物など市販品を全く使わずにすべて自作したとのこと。

室内にもきちんとフロアが作られていました。

送電線の鉄塔も見事ですし、道路のアスファルトも掘り返した工事の跡など、よくできていました。

 

コンセプトに感心しました。

 

 

こちらは富山の片山学園の作品。

一貫地味なようですが、のどかな幹線の駅の雰囲気が出ています。

何となくかつての北陸本線にこんな駅があったかなあ、と思わせる作品でした。

 

主催者のKATOの社長さん(左)と岩倉高校の大日方先生です。

今回も大変お世話になりました。

 

それにしても、小さな世界を作りこんでいく力、表現力はすごいですね。

 

神社の下の岩から湧き出る石清水。

わずか30センチですが、よくできてますねえ。

 

1964年10月10日。東京オリンピック開催の日。

F86が東京の上空を飛行して五輪を描いている様子です。

 

こちらは日本航空のDC-3。

いつの時代だ?

 

何で寿司がある?

お猪口の中ではウィンドサーフィン。

想像力豊かですねえ。

 

クモハ12が停まってる。どこだかわかりますよね。

 

お酒がテーマのようですが・・・

 

晩秋の田んぼのようですね。奥行き感があって背景に溶け込んでいます。

 

そのお隣は真夏のビーチ。

 

同じビーチでも、こうやって表現されると銭湯の絵の世界ですね。

今の人たちは知らないか。

 

こういう小さな世界に思いがたくさん込められています。

 

秘境駅と秘湯の温泉宿。

ちゃんと渓流の露天風呂には人が入っています。

 

田舎だけではなくて、都市型もありますよ。

ヘリポートと工事現場。

工事現場の下を線路が走っています。

 

こちらは品川の八つ山橋です。

 

中にはこういうのもありました。

「すけきよ」はどこにいる?

 

もちろん、いすみ鉄道も作ってくれていました。

ありがたいなあ。

 

いすみ鉄道の田中しほさんと並ぶこの方はJTBの佐藤英也さん。

 

一般の部にご自身の作品を出展されていて、めでたく三位に入賞されました。

おめでとうございました。

 

ということで、佐藤さんの作品。

桜のお花見祭りです。

満開の桜、灯がともった街灯、屋台の出店がたくさん並んでいて、踏切も点滅しているのがわかりますか?

お花見の川の向こうにはビルの工事現場があって、溶接のスパークがパチパチしているところまで再現されていました。

これだけのものが作れるとは、恐るべし佐藤英也氏。

実は私と同い年で、育った時代背景も一緒ですから、「ああ、いいなあ。」なんて思いました。

 

いすみ鉄道のブースを訪ねてくれたお友達。

 

このぐらいの年齢から鉄道模型に熱中する人たちがこれだけたくさんいるということは、鉄道も模型も将来は明るいですね。

その分、今、鉄道の仕事に就いている大人たちの責任は重大だということです。

 

ということで、2日間にわたる全国高校生鉄道模型コンテストは無事に収容いたしました。

 

ご参加いただきました皆様、たいへんお疲れ様でございました。

 

※私はすでにいすみ鉄道の社長を退任しておりますが、私がいると売り上げが上がる傾向がありますので、応援者の一人として、売り上げに協力するために参加させていただきました。いすみ鉄道の経営上の最大の課題は人件費だと言われておりますが、私が行けば人件費も交通費もかからずに売り上げを上げることができるための応援でございました。

次回は10月の日比谷に行かれればよいなあと思っております。

 

また、いすみ鉄道へは次回11日(土)に国吉駅の駅ナカ居酒屋にたぶん午後3時ごろからお邪魔いたします。