誰も悪くない。

毎日強烈な暑さですね。

 

トロトロに溶けそうです。

 

豪雨災害に見舞われた皆様方、本当にお気の毒です。

心よりお見舞い申し上げます。

あまりにも広範囲な災害で、鉄道路線もあちらこちらで寸断。

復旧までひと月以上かかるところも多そうで、関係者の皆様方のご苦労は察するに余りあります。

 

今回の災害、被害を受けた地域は知らないところではないので、自分の身に置き換えて考えてみました。

突然の豪雨。まさかこんなになるなんて、誰も想像すらできませんでした。

いろいろな考え方があると思います。

安倍政権が悪いという人もいます。

いやいや、もともと前の政権時代に事業仕分けで公共事業を全部やめろとあれだけ強硬に行なったのは誰だったのか。

安倍政権を批判する資格などない、という人も多いでしょう。

行政がハザードマップを作って、住民に周知させて、そのハザードマップ通りに水害が発生した。

住んでいる人たちはわかっていたんだろう。

そういう意見も見られます。

でも、私だったら、多分、ぎりぎりまで逃げない。

逃げるという決断は、多分というか、絶対というか、できない。

 

テレビで気象庁が「今まで経験したことがない災害が発生する危険性がある。」って言ってたけど、ふつうの人間だったら、まさか自分のところは大丈夫だと思います。

それがふつうだと思います。

そして、逃げなかったがために財産を奪われて、命も奪われて、広い範囲の人たちが大変な被害を受けたけど、「逃げなかったのは自己責任だ。」なんて言えません。

住んでいる人たちは誰も悪くないんですから。

 

5日の晩に安倍さんが酒盛りをしていたとか。

攻撃している側も、実は飲んでいたとか。

そういう、人のせいにするのはやめましょうよ。

どっちも悪くないんですから。

だって、私だって5日の晩は巣鴨で友達と飲んでいたんですから。

後で振り返れば、いろいろ言えますよ。

でも、その時は誰もがそんなこと思っていなかったんですから。

わかっていてやってたわけじゃないんです。

 

安倍政権だって、できることは迅速にやっていると思いますよ。

例えば、避難所に冷房装置を届けている。

避難所は自宅から見れば貧弱なところですから不満は多いでしょうけれど、なかなか迅速だと思います。

でも、なんか違うんだなあ。

やって当然、やってもらって当然。

そう考えている人が多いから、不満や批判が起きる。

 

そしてこの猛暑。

みんな人のせいにして罵り合っている論調をあざ笑うかのような自然の啓示のような気がします。

 

今は人のせいにするのではなくて、助け合う時期なのです。

だって、誰も悪くないのですから。

誰も悪いことはしてないけれど、自然というのは時としてこういうことをするのです。

私たちは試されているような気がしてなりません。

 

ついこのあいだ、NHKで東京が大洪水になるという特集をやっていました。

同じことが東京で起きないという保証はありません。

すべてのことを教訓として、私たちは前を向いて進むしかありません。

千葉県だって、いつ、大地震が来るかわからないのですから。

 

私たちは、そういう日本に住んでいるのです。

そして、それぞれが一生懸命やっている限り、誰も悪くはないのですから。

 

だから、私は私のできることを、明日も一生懸命やるだけです。

大したことはできないけれど、一生懸命に生きていくしかないと思います。

 

雨にも負けず、風にも負けず、夏の暑さにも負けず、自分の心にも負けず。

 

皆さんも、それぞれの役割をきっちり果たしていきましょう。

 

誰も悪くはないのですから。

 

(と、今夜はちょっと感傷的に。)