今日は母の日でしたね。
今年米寿の私の母は、この1年ちょっとの間に大腿骨骨折と胃の摘出という2度の大手術を受け、周囲はみんな心配して気を揉んでいたものの、見事に復活して、今では元気になりました。
昨年まで板橋で一人住まいしていた母ですが、いろいろあったものですから、今は藤沢に住む妹が自分の家の近くにケア付きマンションを借りて、今はそこに住んでいます。
菜の花の季節からゴールデンウィークと、私の方がなかなか忙しく、顔を見せていませんでしたので、今日は藤沢の母の住まいに出かけてきました。
「おばあちゃん、どこか散歩でも買い物でも行こうか?」
と聞きましたら、「ドライブへ行かれるなら気分転換になるからどこでもいい」と言いますので、では、板橋へ行って、お墓参りをしましょうという話になりまして、母方の先祖が眠る板橋のお寺へ出かけてまいりました。
板橋のお不動様である観明寺(かんみょうじ)が私の母方のお寺です。
父方の「鳥塚家」のお墓は雑司ケ谷でお寺は上野の無縁坂。私の両親はどちらも東京出身だから、子供のころから田舎のある友達がうらやましかったんですが、この年になると、どちらも東京で楽させてもらっています。
母は信心深いので、自分の父母兄弟が眠るこのお墓に2度の手術から復活できたことのお礼をしていました。
この間、鉄道ジャーナルのTさんと話をしていましたら、奇遇にもこの観明寺にお墓があるということでしたので、不思議なご縁もあるものだなあと二人で驚きました。
私も、なんとなく最近お墓参りをしようかなあと思っていたので、今日は母に提案したのですが、墓石を読んでいた母が、「あら、母親も父親も5月に亡くなっているんだ。」とすっかり忘れていた様子。
まあ、なんとなく気になるというのは、そういうものかもしれませんね。
小さいころは、このお墓やお寺の境内が私の遊び場だったことを思い出しました。
中山道に都電が走っていたころですから、もう50年以上も前のことですが。
ということで、私は佐倉から藤沢→板橋→藤沢→佐倉と、1日で400㎞も走ってしまいました。
本日は、私なりに親孝行できたような、そんな気がする母の日でした。
皆さんはどんな親孝行しましたか?
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