ななつ星に乗ったぞ~!

【寅さん風に】
ななつ星に乗ったぞ~!
どうだおまえら、うらやましいか。
俺はななつ星に乗ったんだ!
いつもいつもJR九州に「アイラブユー」って言い続けてきたら、向こうだって悪い気はしない。
「せっかくですからどうぞ」って誘ってくれたんだ。
言ってみるもんだろう。
鉄道マニアのムサイ男性諸君。
「アイラブユー」って言い続ければ、もしかしたら可愛い彼女だって振り向いてくれるかもしれない。
言わなきゃそれまでだからねえ。
これが人生ってもんですよ。
とにかく、そういうことで俺はななつ星に乗ったんだ!
乗ってみるとわかるよ。
百聞は一見に如かずだということが。
絶対乗れないような労働者諸君は、「あんな列車、成金趣味だよ。」なんて言っているのは知ってるけれど、それが貧乏人の悲しいところ。
九州は長い間、文化文明の入口だったところなんだから、日本の文化文明は九州から入ってきて全国に広まったんだから、九州がやることは洗練されてる度合いが違いますよ。
ななつ星は豪華列車とはいえ、ゴテレツでもなく嫌味もない。
何でもかんでもフカフカにしてケバくすることが豪華だと思っているようじゃだめだね。
その点、ななつ星は品がある。
とにかく、これは素晴らしい豪華さだ。
私が君たち労働者階級を代表して乗ってきたんだから、今日は写真をお見せしましょう。
ななつ星というのは2つのコースがあって、1つは3泊4日で、もう1つは1泊2日。
私がどちらのコースに乗ったかというと、実はどちらでもない。
私が乗ったななつ星は1mも動かなかったけど、そんなことはどうでもよい。
乗ったことには変わりがない。
とにかく、君たちが乗りたくっても乗れないななつ星に、私は乗ったんだ。
どうだ、うらやましいだろう。
今度会ったら、話だけでも聞かせてやるぞ。
ハッ、ハッ、ハッアー!

[:up:] 静々と入線してきたななつ星

[:up:] とりあえず地鶏、じゃなくて自撮り。
3泊4日のコースを終えて帰ってきたというのに車体は鏡のようにピッカピカ。
ちゃんとJR九州のお姉さんのエスコート付ですよ。




[:up:] 車内の様子。
第一印象は「ケバくない!」
とかく貧乏人としては豪華=ケバいというイメージなのですが、全然ケバくありません。
とにかく洗練されているんです。
そういえばお召列車の車内も見せてもらったことがありますし、天皇陛下がご利用になられる駅の貴賓室も見せてもらったことがありますが、このななつ星も同じような印象です。
調度品などとても手が込んでいるのですが、全く嫌味がない。
こういうものなんでしょうね。

[:up:] ほら、ちゃんと乗ってるでしょう。

[:up:] 食堂車の窓辺のランプ。外側に星が付いているんですね。
夜走りながら、窓辺に星のマークが浮かび上がる仕組みです。
これは素敵ですよ。



[:up:] 客室とルームキー。木をふんだんに使った内装は落ち着きますねえ。

[:up:] お客様には高齢の方もいらっしゃるようで専用車いすも常備。
車輪がななつ星でしょう。
これ、欲しいなあ。


[:up:] もう1枚自撮り。

[:up:] 反対側にはDE10が付いてました。


[:up:] 駅の上にある専用ラウンジ。
豪華絢爛というゴテゴテ感は全くありません。
ふつうの感じなんですが、調度品には手が込んでいて洗練されています。

[:up:] 特別にコーヒーをいただきました。
カップもスプーンもふつうなんですが、よく見るとオシャレですね。
ななつ星専用に特別にブレンドしたコーヒーのお味がサラりとしていて最高でした。

[:up:] このラウンジは出発前と到着後にお客様がひと時をお過ごしになられるところですが、お客様がお帰りになられるときは、スタッフの皆さんがお客様の姿が見えなくなるまで手を振ってお見送りです。
これはいすみ鉄道でもやってますよ。
「また来てね。」って見えなくなるまで手を振って。
でも、いすみ鉄道に教えてくれたのは由利高原鉄道の矢島駅のまつ子さん。
まつ子さんとアテンダントさんは、矢島駅を列車が発車して見えなくなるまで手を振って見送ってくれます。
ということは、ななつ星の原点は由利高原鉄道なのかもしれません。

[:up:] いすみ鉄道を応援してくれている博多の潤子ママと記念写真。
よれよれズボンの貧乏社長は、やはりななつ星には似合いませんね。
潤子ママとはBAが福岡に就航していた当時からのお付き合いですから、もう20年以上前からのお友達です。
ということで、わずか20分ほどのななつ星乗車でしたが、良い体験をさせていただきました。
JR九州の皆様、ありがとうございました。
私たちにはとてもとても手が出るような列車ではありませんが、それでも気分だけでもななつ星。「いつかは俺も」と思う方は、JR九州のななつ星ギャラリーで各種グッズをお求めいただけます。
私もキーホルダー、ストラップ、ハンカチを使ってますよ。
毎日グッズを身近に置いていると、だんだん近づいてきますからね。
そして、ななつ星専用ブレンドの八女茶もいかがでしょうか。
お茶は古賀茶業さんのWEBショップでお申し込みください。
1箱12本入りでご注文いただくと、ななつ星のマークがついた箱に入って送られてきます。
気分だけでもななつ星。
いすみ鉄道の懐石列車の車内でも、このななつ星のお茶を期間限定でお召し上がりいただけます。
次回の懐石列車は12月21日。
今ならまだ間に合います。
ご希望の方は いすみ鉄道WEBショップ にてお申し込みください。
多分一生乗れないけれど、それでも夢は大きく持ちましょう。
こういう列車が走っているってだけで、なんだか希望が持てるじゃありませんか。
ボーイズ・ビリー・アンダシャツ。
これが本日の教訓であります。(笑)