アンパンマンのドキンちゃんの声優さん、鶴ひろみさんがお亡くなりになられたというニュースが飛び込んできました。
首都高速道路を運転中に具合が悪くなって、路肩に停止させてハザードを点滅させて、そのままお亡くなりになられたらしい。
最後の力を振り絞って、ドライバーとしての非常措置を取って、それで息絶えられたのでしょう。
立派ですね。
私は別に彼女と交流があったわけではありませんが、気になったのが、同じ昭和35年生まれということ。
昭和35年生まれって、この間までは若造だった気がするのに、いつの間にかそういう年齢になったんですね。
この間銀行の部長さんや支店長さんと会合したときに、何名かの方から、「私も昭和35年生まれです。」と言われました。
学校の校長先生からも、「私も昭和35年生まれなんです。」と言われます。
大きな会社の取締役の方からも、「同い年ですよ。」と言われます。
そう言われてお顔を拝見すると、皆さんなんだか相当なお年に見えるから不思議です。
私よりもずっと年上に見える人もいらっしゃいます。
多分これは目の錯覚で、私だって人から見たらそれなりの年齢なんでしょうね。
昭和35年生まれというのも、若い若いと思っていても、すでにサラリーマンとしては上がりの年になって来ているのです。
「上がり」、すなわち第4コーナーをすでに回っているわけですが、競馬ならこれからデッドヒートが繰り広げられるでしょうけど、サラリーマンの場合はすでに勝敗がついていて、つまりはこれ以上どうにもならない上がりのポジションなのであります。
そう考えると、人生あっという間ですね。
同窓会の名簿を見ても、先生なら理解できるけど、同級生ですでに鬼籍に入られている友も片手では足りないほど。
なんだかなあ。
日が暮れるのが早い季節は、自分の人生もつるべ落としのような気がしてしまいますね。
今度、昭和35年会でも作りましょうか。
まあ、ピンポイントじゃなくても良いので、前後3年ぐらい時差を設けても良いかもしれませんね。
何となく思い出すのは、国鉄の幹線から特急列車をけん引していた蒸気機関車が姿を消して、国鉄の長期計画を見て、「ああ、いずれ全部廃車になるんだろうなあ。」と思っていた頃の感じかなあ。
昭和40年ごろでしょうかね。
でも、それから、全廃に向けての10年間が、実は蒸気機関車が一番活躍した時代だったかもしれません。
そして、今でもまだ、蒸気機関車は人々の夢を乗せて走っているのであります。
そう考えて、最低でもあと10年、社会で活躍して、お国のために貢献したいなあ、などと、手元の切符を眺めながら、そんなことを考えている今夜であります。

さあ、獺祭を飲みに夜の町にくりだしてみるか。
人生って、なかなか良いもんですよね。
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