朝からニュースで洪水の映像が流れています。
昨日まで何でもなかったところが濁流に襲われる。
それも、日本全国どこの地域でも、いつ被災するかわからない。
こういう時代は今までになかったですね。
気象庁も「今までに経験したことがない大雨」などという表現を使って警戒を呼び掛けていますが、岩手県に台風が上陸して青森県を横切って日本海へ抜けるなど、本当に初めての経験です。
今年の夏は、それでなくても北海道が大雨に見舞われていて、そこへ持ってきてこの台風。
海水温が上昇しているということは緯度が5度から10度ぐらい下がったのと同じですから、北海道や東北地方が台風の直撃被害を受けるということが起きるのでしょう。
梅雨だってないと言われている北海道ですから、大雨に対する備えはこちらよりも弱いかもしれません。
まして広い大地は河川の流域面積も内地とは比べ物になりませんから、大きな被害が出てしまうのでしょう。
岩手県の地形も房総半島とは比べ物にならないぐらい山深く、急峻なところです。そういう所に経験したことがないような大雨が降るわけですから、たまったもんではありません。
地域による気象の違いというのは、例えば、北海道に降るのと同じ量の雪が関東地方に降ったら大変なことになると考えればご理解いただけると思いますが、つまりはふだんからそういう備えがあるところとないところの違いであって、大雨の経験が少ない地域に熱帯性の低気圧が直撃するようなことがあれば、常日頃の備えでは太刀打ちできるはずありません。
最初は千葉県を直撃すると言われていたこの台風ですが、ありがたいことに千葉県をそれてくれて、幸いなことに大きな被害は発生しませんでした。でも、その分東北地方から北海道にかけて大きな被害が出てしまった。
本当にお気の毒なことだと思います。
直撃を受けた三陸鉄道さんも今日は列車が動いてません。
まだ被害の全貌が出ていませんが、線路に大きな被害が発生していないことを祈るばかりです。
地域で活躍する行政マンの皆様方や、現場を預かる職員の皆様方には本当に頭が下がります。
二次災害には十分にお気を付けください。
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