沈まぬ太陽。

23:50 大原の自宅に帰宅しました。
実は今、私は小説を書いているんです。
田舎のローカル鉄道を舞台にして、企業の内部を克明に描いたドキュメンタリー風小説で、田舎の町で孤軍奮闘して地方創生に取り組んでいる中で、いろいろなしがらみやどろどろの戦いが行われていて、それでも一生懸命仕事をして、大きな結果を出していくという内容の小説なんです。
そのタイトルは「昇らぬ朝日」と名付けて現在鋭意執筆中なのですが、そんな話を知ってか知らずか、本日は山崎豊子先生原作の小説がドラマ化されるということで、そのドラマ化にあたってのトークセッションに参加してくださいと、日経新聞からお誘いを受けて、さっきまで六本木で試写会を兼ねたトークセッションに参加しておりました。


この小説は皆様すでによくご存じだと思いますが、日本の航空会社の内部に深く切り込んだ内容で、フィクションとはいえ、航空業界にいた人間としては大変興味深いものなのですが、田舎のローカル鉄道の社長が、なぜアフリカや中東を題材にしたこのドラマのトークセッションに呼ばれたのか、私自身が不思議だったんです。
日経の企画で、私自身も好きな小説のドラマ化ということでお引き受けさせていただき参加してきましたが、私にお声をかけていただいた理由というのが、
・航空会社出身であること。
・その航空会社時代に労働組合の幹部経験があること。
・そしてその後、管理職経験があること。
・ローカル鉄道という全く関係のない業界へ転身したこと。
・それも社長という経営幹部になったこと。
・そしてそのローカル鉄道である程度結果を出したこと。
このあたりにあるようで、やはり日経と新潮社なんでしょうね。
ちゃんと考え抜かれた人選なんでしょう。私も「なるほど。」と思いました。
考えてみれば、私のような経歴の人間はなかなかいないということなのだと思います。
トークセッションの後、ドラマの試写会があり拝見させていただきましたが、いや~、面白い!
以前に映画化されていて、その映画も見てはおりますが、ドラマ仕立てというのは毎回毎回お楽しみがあるような構成ですから、これは全20回全部見たくなりますよ。
DC-8とかも出てきますし。
WOWOWなんで、有料会員契約をしなければ見られないのですが、それがいいところなんです。
有料。つまり視聴者がお金を払って見るチャンネルですから、スポンサーの意向にドラマの内容が左右されないんです。
このドラマを地上波民放局で制作しようったって、スポンサーの関係で多分できない部分が大きいと思いますが、WOWOWだからできた、ということだと思います。
WOWOW 開局25周年記念ドラマ 「沈まぬ太陽」 ←ここをクリック
40代以上のビジネスマンの方が夢中になる「大人の事情で飛行機は飛んでいる」というドラマなんて、いまどきなかなかありません。
絶対お勧めです!
(大人の事情で電車は走る私の小説の話は、またそのうち、機会を見て・・・)