みんなでしあわせになるまつり in 夷隅

昨日11日に行われました「みんなでしあわせになるまつり in 夷隅」のご報告です。
このお祭りは、昭和の旧型自動車を集めたお祭りで、ふだんはいろいろあるけれど、今日1日だけはそういうことを忘れて、みんあでしあわせになりましょうというコンセプトのお祭りです。
もともと宮城県の栗原市が発祥で、いすみ鉄道を応援するということで、掛須団長率いる応援団がOKをいただいていすみでも実施するようになりました。
昭和の自動車が集まるお祭りというのは、最近では各地で開催されるようになりましたが、夷隅の「みんしあ」の特徴は、ローカル線とコラボしたお祭りであり、昭和の国鉄の雰囲気を再現するいすみ鉄道とコラボすることで、昭和の自動車がより一層引き立つのが特徴なんですが、それ以外にも、いすみ市だけではなくて、千葉県の房総半島の夷隅地域全体を巻き込んだお祭りということで、わざわざ漢字の「夷隅」と表記するなどのしっかりとしたコンセプトに基づくおまつりなのです。
ということで、昨日はあいにくの天候でしたが、それでも40台以上の車が来てくれましたし、たくさんの来場者でにぎわいました。
私がことばで言うよりも、ご覧頂いた方が早いと思いますので、以下、写真をご覧ください。
朝日新聞デジタルに掲載していただきました記事は こちら です。

▲一昨日のブログでご紹介した渡辺新悟さん撮影のカット。
実はお祭りの前日にすでに何台かの旧型自動車は国吉駅に集まってきていました。
撮影は渡辺新悟さんです。
(あえて大きな写真を表示してみました。)



午前8時半過ぎ。
まだ小雨が降っていました。
お祭りの開会はまだですが、すでに田んぼの中にボンネットバスが集結。
キハ52・28の快速が通りかかるシーン狙いですね。
その後新型キハ20もちょうど通りかかりました。
こういう景色の価値が分かる方は、いすみ鉄道だけでなく、沿線地域のファンになれる方だと思います。


▲10時半にいすみ市商工会の出口会長さんといすみ市の太田市長さんのご挨拶で開会です。
「いすみ鉄道を使って観光客を呼び込むことで、自立して継続可能な経済循環を作りたい。」と実行委員長を務める出口会長さんのご挨拶で「みんしあ」がスタートしました。



開会当初はまだ小雨模様でしたが、屋内会場でコンサートのスタート。
子供たちの演奏と、地元コーラスグループの歌声が会場に響きました。
その会場というのが実は葬儀式殿の「月虹ひきだ」さん。
地元の協力があるから開催できるんですね。
皆で歌を歌ったら仏様も喜んでくれますね。





▲スーパーの源氏さんの駐車場が車の展示会場。
悪天候にもかかわらず、懐かしい車がたくさん集まりました。
ギャランGTO、憧れましたね。プラモデル作りました。
レビン、免許取ったころに同型に乗ってました。



特設ステージではいすみ市地元の子供たちで作る劇団「いすみキッズ」がパフォーマンスを披露。
そこにいすみ鉄道公認アイドルのBOSO娘が加わって、大盛り上がり。
なぜか「い鉄君」が飛び入りで参加。
見事なパフォーマンスを披露して会場は大爆笑でした。




BOSO娘に新しいアイドル、お掃除ユニット「ちばクリアーズ」 が加わると、オジサンたちもこのとおり。

アイドル好きのオジサンたちにとっては、なんだかんだいって役得ですね。

でもまあ、歩行者天国にした商店街に、雨天にもかかわらずこれだけの人が集まったのですから、成功なのではないでしょうか。


私の友人の沢渡あまねさん(上)と、ユーカリが丘在住の西澤機長も訪ねてきてくれました。


こちらはチンドン屋のステージ。
埼玉県の上尾からいらしていただいた「上尾チンドン倶楽部」の皆様方。
よく見ると太鼓をたたいているのは飛び入りで参加した小孫哲太郎先生の息子さんです。
この上尾チンドン倶楽部の代表の方も外資系航空会社出身です。
外資系航空会社は変人揃いですね。(笑)

この方はチンドン倶楽部と同じ上尾で活動する宍戸一賀(ししどかずよし)さん。
いや~、面白い方です。
皆さんも一度サイトを訪ねてみてください。



さて、国吉駅では昭和の国鉄形車両と一緒に撮影できるというなかなかよい景色が展開していました。
すごいでしょう。
こういう景色が見られるだけで最高です。


こういうイベントは、マニアックな人たちばかりが集まるとお考えの方もいらっしゃると思いますが、実はそうではなくて家族連れや若いファミリーなどが多いんです。
決してマニア向けイベントではないんですね。
列車から降りて会場へ向かう人たちです。
ここに写っているのはほんの一部の方々ですが、国吉駅前の賑わいです。



イベントのトリはソーセージの二人。(壮さんとせいじさんでソーセージだそうです。)
赤いシャツの平野壮さんは、ムーミン列車のテーマソング 「ムーミン谷の人々へ」 という曲を歌ってくれている人です。
頑張って活動中ですから皆さん応援してください。
こうして、あっという間に一日が過ぎて行きました。
このお祭りはもともとは応援団が始めたお祭りで今年で4回目。
当初は応援団独自の開催だったのですが、このお祭りの価値に気付いたいすみ市商工会が、応援団に協力する形で2回目以降のお祭りの実行委員会を作ってくれて、そこにいすみ市が協力する形で、第4回目ではすっかり地元のお祭りとして根付きました。
こうして地元が活発になっていくきっかけにいすみ鉄道がなっているだけでもうれしい現象だと思います。

「みんしあ」終了後の反省会。
地元の人と外からの人の交流会で大盛り上がりでした。
皆様、本当にお疲れさまでした。
ありがとうございました。

一夜明けて快晴の今日の急行1号。
のんびりと田んぼの中を走りぬけていく昭和のディーゼルカー。
いすみ鉄道はイベント以外でも毎日昭和の時間が流れています。
いいところでしょう。
今度の週末、お待ちしています。