女子高生との会話

いすみ鉄道沿線の高校生たちはみんな素直な生徒たちばかりです。
列車の中のマナーも良いし、あいさつも良くしてくれています。
「おかえりなさい。」
「お疲れさまです。」
こんな会話がホームで繰り広げられています。
そんな時、私を見つけると、「あっ、社長だ!」とニコニコ声をかけてくれる生徒も何人もいます。
今日は、顔見知りのの女子高生が私を見つけるなり、
「どうして9時55分運転再開なの? 信じられない。」と不満そうに言います。
私は、「今日はごめんね。迷惑かけたね。」と答えたんですが、彼女は、
「だから、どうして9時55分運転再開なの? あと5分だったのに!」と言うのです。
私は「?????」と思ったのですが、彼女は
「10時までい鉄が動かなかったら、今日は休校だったのに。それが9時55分なんだから、学校へ行かなくちゃならなくなったのよ。」
あと5分だったのに、と言うのはそういうことか。
「それはそれは悪かったね。」私は笑いながら言いました。
「鉄道マンというのは、1分でも早く列車を運転再開するのが使命なんだよ。」
まあ、残念だったかもしれないけど、明日から連休なんだから許しておくれ。
通学の高校生の皆さん。
本日はご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。
いろいろな意味で、ご迷惑をおかけしてしまったようです。
いすみ鉄道は地域の足として、地域密着型の鉄道なのであります。