千葉県観光商談会へ参加してきました。

台風11号が駆け抜けていきましたが、皆様の地域は被害はございませんでしたでしょうか。
浸水や河川の氾濫など、被害にあわれました皆様方へは心よりお見舞い申し上げます。
(ここで気分を変えて)
さて、そんな台風にもめげず、悪天候の中、昨日は名古屋で行われました千葉県主催の観光商談会へ参加させていただきました。
千葉県の魅力を中京地区の旅行会社の皆様方へご紹介する商談会ですが、いすみ鉄道社長としてのトップセールスでございます。
旅行会社でツアーを作っていらっしゃる観光のプロの方々への商談会に、地域鉄道が参加することは今まであまりなかったと思いますが、いすみ鉄道の「伊勢海老特急」のご紹介をメインに、ムーミン列車、沿線の見どころをご案内させていただきました。
私は、いすみ鉄道を観光鉄道化しようと考えて日々努力していますが、その基本となるのは観光でいらっしゃるお客様のニーズを的確にとらえ、都会の方々がどのような旅をしたいかという需要を、地域の資源を使いながら開拓していくことです。
つまり、いつもいつも、「まだいらしてない方々」とターゲットにして潜在需要を開拓する努力をしないと、今いらしているお客様(顕在需要)だけでは必ず先細りになると考えて、今回は県主催の観光商談会に、ローカル鉄道として参加させていただいたのです。
名古屋を中心とした中京地区というのは知る人ぞ知る食材の宝庫であり、うまいもんがたくさんあるグルメ地帯です。そういう地域の皆様方に房総半島の伊勢海老、アワビ、サザエをふんだんに味わえるいすみ鉄道の「伊勢海老特急」をぜひツアーに組み込んでいただきたいと思いますが、さすが旅行会社の皆様方ですから、いすみ鉄道のグルメ列車をご存じな方が多く、とても関心を持っていただきました。
「大多喜は本多忠勝の城下町です。」と申し上げると、中京地区の皆さんは「?????」という顔をされます。
「本多忠勝はうち(愛知)ですよ。」となるのです。
本多忠勝は三河の出身で、最後は三重県の桑名で亡くなっています。大多喜にいたのはほんの10年位ですから、愛知県の方は本多忠勝と言えば自分のところだというんです。
私にしてみたら、それこそチャンスで、「そうなんですよね。こちらの忠勝公が、実は大多喜城の初代城主なんですよ。」と申し上げて、ご縁を感じていただき、興味を持っていただけるのではないかと思うのです。
(本多忠勝は1590年から1601年まで大多喜城主と言われていますが、大多喜城が完成するまでの間はいすみ市の万木城にいたと最近の研究では言われています。)
さあ、秋以降、愛知県からの観光客が房総半島にたくさん来ますよ。
千葉県主催のこの観光商談会、次回は10月に都内で行われるようです。いすみ鉄道に関係する観光事業者さんを皆つれて行っちゃいましょうかね。


今年の夏の森田知事の観光ポスター 「感じる、千葉。」
大多喜駅での撮影です。




商談会の後の交流会場。
千葉の味覚を中京地区の皆様へアピールです。
わが木戸泉もしっかりと主張していました。
結構な人気で、一番先に無くなっていたかも。
私は飲んでませんよ。

千葉の食材がいろいろ紹介されていましたが、こちらは「恋する豚研究所」
恋する親爺的には、とてもやわらかくておいしいお味でした。

九十九里産のハマグリ。
大きさが5cm以下の物は出荷しないという規定を設けてブランド化しています。
千葉の可能性は未知数ですね。
中京地区の旅行会社の皆様、足元の悪い中お越しいただきましてありがとうございました。
いすみ鉄道をどうぞよろしくお願いいたします。