楽しいいすみ鉄道

 さっきNHKのブラタモリを見ていたら江ノ電が出てきました。
タモリさんが、「江ノ電に乗ること自体が観光になっていますね。」とおっしゃっていましたが、まさしくその通りで、いすみ鉄道だって、そういう意味ではわざわざいすみ鉄道に乗りにいらしていただく人が増えていますから、立派な観光なんですね。
東京からそれほど遠くないところにある鉄道として、江ノ電は年間1600万人の観光客が乗っているそうですが、いすみ鉄道は私が6年かかって観光鉄道化して、いま、175000人。6年前は10万人以下でしたから、地元の人口が減る中で、普通旅客が毎年10%ずつ伸びているのはまさしく観光客が乗りに来てくれていることの現われなんですが、車両の数や交換できる設備の箇所などを考えると、土休日はサービスを供給する側が手一杯ですから、平日観光客を増やす以外当面の打開策はないわけです。
そこで、江ノ電を見てみると、もちろん土休日の観光客が多いのは当たり前ですが、平日だって観光客があふれている。だから、いすみ鉄道としては、どこにその秘訣があるのか、いろいろ勉強させていただいているわけです。

江ノ電の皆様が2月末にいすみ鉄道を視察に来てくれた時の1枚です。
楽しそうな会社でしょう。
観光鉄道というのは、職員が溌剌として明るくなければなりません。
難しい顔をしたり、偉そうにしていてはダメですね。
いすみ鉄道の職員も勤務開始前に鏡で笑顔の確認をするようじゃないとダメなんです。
ということで、うちの営業も頑張っていて、今日はこんなに楽しい列車が走りました。


こういうメンバーの皆様方の貸切列車です。
残念ながら私は休みでしたが、上総中野の渡辺さんが写真を送ってくれました。
私のジャンルではありませんが、なんだか非日常で楽しそうでしょう。
年間1600万人の江ノ電ではたぶんできないでしょうけれど、年間17万人のいすみ鉄道でしたら、季節をちょっと外せば、こんなオフ会も可能ですよ。
そう考えると、大多喜の町にはやっぱり忍者が5~6人、いつも歩いているようじゃないとダメですね。
いすみ鉄道職員の制服を忍者スタイルにしてみるのも外人観光客受けには良いかもしれません。
そうしたらいすみ鉄道にもブラタモリ、来てくれるかなあ。