2月に入って毎週富士山を見ています。
そりゃ東京からだって見えますが、そうじゃなくて、近くで見ているということで、第1週目は信楽高原鉄道へ行くのに乗った新幹線の中から。先週は富士市の岳南電車にお邪魔して間近から。そして今週は空の上からです。
昨日大阪で会議がありまして、いつもは8時の最終便で帰ってくるのですが、たまには皆さんと懇親しましょうということで、由利高原鉄道の春田社長さんと、若桜鉄道の山田社長さんと5時から飲み始めて9時半まで飲んで、作戦会議という名の下に、単なる酔っぱらい親父の集団と化したわけです。
そして今日、羽田へ帰る飛行機の窓から見た富士山がこれです。
手前の方は、先日お邪魔した富士市辺りでしょうか。
国内線の場合、私は可能な限り窓側を取りますが、特に西、南へ行く飛行機ではK席。東、北へ行く飛行機ではA席。
そうすれば順光で景色が良く見えるからです。
でも、鉄道会社の会議に出るのに大阪まで飛行機で行くなんてけしからんと思う人もいるでしょうね。
だいたい、東京から大阪は新幹線の距離でしょう。
のぞみはどんどん速くなっているし、現地で用があるのも大阪駅の近くなわけですから。
普通の人ならそう考えるかもしれませんね。
では、なぜ私がファーストチョイスとして飛行機を使うのか。
それは私が航空会社出身で、飛行機を日常の乗り物として考えているから・・・ではありません。
東京から大阪の距離であれば新幹線の方が運賃は安いし、座席は広いですから快適さでいったら新幹線に軍配が上がります。
でも、私が飛行機をファーストチョイスとして使うのは、空港には駐車場があるけれど、新幹線の駅には駐車場がないからなんです。
都市圏にお住いの皆さんでしたら会社と自宅の間を電車で単純往復している方がほとんどだと思います。
そういう方は、新幹線に何の抵抗もなく乗れるかもしれませんが、私は基本的には車での移動です。
私の場合は自宅から大多喜へ行って、そこから羽田空港に行って、出張から帰ってきたら羽田空港から自宅へ戻るというような、3点移動、あるいはそれ以上の移動をしているわけで、これを電車でやろうと思ったら実に非効率で時間が無駄になるからです。
もちろん東京駅にも駐車場がありますよ。
でも、1泊で出張に行けば駐車料金は1万円かあるいはそれ以上かかりますから、現実的ではありません。それに対して羽田空港は1500円かそこいらで1日停められますから、1泊でも2500円か3000円なわけです。これなら許容範囲でしょう。
どうしても車で行って新幹線に乗り換える時は、1日羽田空港と同じ程度の金額で停められる錦糸町の駐車場に入れて電車に乗り換えて東京駅へ向かいます。千葉方面から来てもだいたい錦糸町までは渋滞に巻き込まれませんから時間が読めるという点も錦糸町を選ぶ理由ですが、そういう時はたいてい仙台か静岡、名古屋、長野方面ぐらいですから、大阪となれば便数も多いので、迷わず羽田空港からの飛行機というわけなのです。
これが、私が飛行機をファーストチョイスにしている理由です。
東京駅に1日1500円で停められる駐車場を作れ、というのは無理な話のように聞こえるかもしれませんが、鉄道会社も今のうちからそのぐらいのことは考えておかないと、今は良いかもしれませんが、いつまでも運賃と特急料金と指定席料金を取ってお客さんがたくさん乗ってくれる時代じゃないと私は考えます。
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